こんにちはまつお(@matsuo_edu)です。今回は公立小学校教諭1年目の手取り月給や経験年数別の給料を公開します!

人の給料って気になりますよね
何でこんな記事を書いたかというと、古い棚を解体したら昔の通帳が奥底から出てきたのです!
これから教員になるか、小学校教諭の動きになる方の参考になればいいなと思います。公立学校教員は自治体採用のため勤務自治体によって細かい給料は異なると思いますが大体の額は一緒だと思うので参考程度にご覧ください。それではよろしくお願いします。

この記事の目次
小学校教諭初任者の手取り月収は約17万円

働き始めた一年目、初任給ですね。教員採用試験を突破してやっと辿り着いた教職で受け取る初任給は格別の物があるはず!
しかーし、僕の住んでいる自治体の初任者一年目の時の給料がだいたい月17万円ぐらいでした。

東北は首都圏とは違って地方ですが…これで良いとは…言い難い…。

それでも大学時代のアルバイト生活に比べたら安定感抜群だし、働いた感があって充実していたなあ
通帳を見ると4月、5月は県からの入金がなく、同額を ATM で入金していたので 最初のうちは銀行口座への振込ではなく何か違った受け取り方だったんようです。残念ながら記憶にないのですみません💦

まぁまぁ、自分が初任の時なんて、無我夢中で駆け抜けすぎて記憶が吹っ飛んでるもんですよね。
6月からは普通通り銀行口座に振り込みがされていました。
初任者も最初の夏ボーナスもらえるの?
6月といえば「夏のボーナス」ですが初任者にもボーナスはあります。
一般にボーナスは、1月から6月までの期間を勤勉に頑張りましたねというものです。初任者は半分しか働いていないため、安いのは承知していました。
それでも超うれしかった!!では、実際の通帳を見てみましょう。

今見れば少ないですね(笑)給料は今後上がっていくのでしょうか…?
小学校教師の月収は昇給していくのか?通帳を刮目せよ!

教師の昇給は1月1日です。毎年2月の給料日に「昇給証明書」をいただきます。今のところ毎年もらっていて、2月になって「新年になってから給料上がってたんやな。」と気付くことが多いです(笑)
上場企業のエリートから見ると伸び率は低いと思いますが、地方在住の方小企業に勤められている方々からすれば安定していていいなと思われる水準だと思います。

コロナ禍で大変な人がたくさんいる中で贅沢は言えないなあとも思います。
僕達は副業をすることもできず、これからメキメキと給料が上がっていくわけでもないので、微々たる成長を楽しもうではありませんか(笑)もう少しスピードアップしてくれると嬉しいというのが本音です。(ぼそっ)

それではここから教師の給料定期観察として僕の給料がどうなっていったか通帳の画像と共にご覧ください。遍歴が見えて楽しかったです。
給料定期観察2019年7月(教師歴5年目)
令和元年7月19日の給料です。なぜかこの頃は給料受取通帳を二つに分けていました。貯蓄用と支払用ですね。分けた目的は「お金を貯めるため」だったのですが、「わざわざ通帳を分けなくても積立投資の設定をすれば自動貯蓄ができるじゃん」と気付いてから一本化しました。今も振込口座は一つだけです。

それにしても給料20万円。5年も働いてようやく超えた20万円のライン。多分この頃ってまだ保険とかにかなりのお金を取られていた時期ではなかろうか…。過去の僕の愚かさを恨む(笑)
給料定期観察2020年10月(教師歴6年目)
令和2年10月の給料です。通帳が一本に戻りましたね。管理しやすい方が絶対に良いですよ。

6年目ぐらいから経済的にゆとりが生まれました。支出の最適化を図ったこともありますが、給料が増えてきたことも大きく影響しています。やっぱり初任の頃、17万で暮らしていた時は辛かったですもん。お金の重要さを改めて感じます(;’∀’)
給料定期観察2021年1月(教師歴6年目+α)
次は2021年1月の給料です。東北の冬は寒冷地手当がつきますので普段より1万円ほど高い額です。

1月の給料ですので、教師6年目と言うより実際は教師7年目に近いです。ちなみに約24万円まで成長しました。初任者の頃と比べるとお給料が育ってきた感じがして嬉しいです^^
仕事は増えるが給料はあまり増えない現実
ここからは愚痴ですが、長時間勤務が問題視されているにも関わらずコロナで仕事は増えています。
給特法が制定された時は約8時間の労働に対して4%の教職特別手当がついていたわけですが、今はその何倍でしょうか?国は月の残業時間を45時間以内に抑えるように言っているので少なくとも5倍、つまり20%の教職特別手当が付いていても多過ぎではないはずです。
個人的には特別手当などという曖昧な括りにするのではなく、しっかりと勤務時間を把握して必要な対価を払ってもらうという形が良いです。

ストライキ権もないし、不利益を被るのは子どもだから結局、教師がなんでもかんでも頑張るしかないんですよね。
さすが公務員、教員の手取り額は経験年数に応じて増える

ネガティブな所の次はポジティブな所を紹介します。何と言っても安定感は抜群!

良いなあと思う仕事ランキングで地方公務員は堂々の1位。コロナ禍でも抜群の安定感は流石の公務員です。安定こそが我々の最大の権利ですね。
では、どのように給料が増えてきたかを見てみましょう。
2015年と2020年のデータを使って考察します。
僕の給料は1年目が17万円で、6年目が21万と5年間で月収が4万円増えました。増加率を計算式にすると「4万円÷5年=0.8万/年」なので毎年8000円ずつ月収が増えていく計算になります。
下にこの想定が39歳まで続くとどうなるのかを想定してみました。この計算だと40歳になっても月収が30万円に到達しません。悲しすぎます…( ノД`) 多分どこかで変化が訪れるのでしょう!

月収について、Twitter を通じて全国の先生方から手取り年収をリプライしてもらいました。 ご協力くださった先生方ありがとうございます!!
まずは7年目の先生です。私より1年先輩で+1万円です。

次に9年目のMiiさんは手取り25万円。私より3年先輩で+4万円です。
次に35歳のせるじさんです。私より8年先輩で約10万円+です。
6年目(28歳)で21万円、7年目(29歳)で22万円、9年目(31歳)で25万円、13年目(35歳)で30.8万と、年々増えていくということは想像できると思います。すべて自治体も異なるので偶然で出来た数字ということもありますが誤差がありますね。
皆さんのtwitterの解答と僕のここまでの8000円ずつ増加の法則は異なりましたね。

まつおさんの考えより、実際は多く給料をもらうことができそうってことだ!!
そこから2つ考えました。
①子どもの誕生等で扶養手当が出て月収が上がっている可能性
②中堅になると給料の増え方が大きくなる可能性
せるじさんの解答には期待を抱かずにはいられません。
35歳となると、大卒即採用で勤続13年目でしょうか。月収が30万円を超えるのは30歳ぐらいと言えそうです。まだまだ募集しますのでtwitterから教えて下さいね^^
未来の教師の皆さんに向けて

今日は教員の手取り給料という切り口で教師という存在を見つめてみましたいかがだったでしょうか。

まつお先生、まとめていて随分楽しそうだったね^^

お金のことを考えてまとめている時間は僕にとって大好物ですから^^
予想以上に給料が高いなあ!と感じられたか、これだけ長時間労働が言われているのに手取りそんなもんかよ!と思われたか気になります。興味があるのでtwitterにリプライを送っていただけると嬉しいです。
僕は教員ですが教員だけの仕事を勧めるわけではありません。
正直な話どんな仕事に就くかでもらえる給料の額は変わります。給料が低い会社であなたがいくら頑張ったところで給料は上がりません。収入を増やしたければ給料の高い企業へ転職、起業することもこれからの時代必要なのかもしれませんね。
幸い私はまだ教員という仕事に対してそこまでの絶望感を抱いているわけではありません。副業、起業をしてみたいなと思いますが教員も面白い仕事だなって思うこともやはりまだあるのです。その限りは努力してこの仕事は続けていこうと思います。
このブログでは教員の仕事やお金の事についてもつぶやいていますので是非ご覧いただけると嬉しいです。
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