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生きねば夫婦が読んでタメになった本を紹介します。本はアナログ派です。ペラペラと紙をめくりながら読んでいくのが好きなんです!

  • 読んで良かった本5冊

    こんにちは、まつお(@matsuo_edu)です。 今日は読んで良かった本を紹介していきたいと思います。 過去にした本の紹介 「非認知能力」の育て方~心の強い幸せな子になる0~10歳の家庭教育~教えない授業――美術館発、「正解のない問い」に挑む力の育て方教育の力 (講談社現代新書)図解でわかる! さる先生の「全部やろうはバカやろう」実践編嫌われる勇気幸せになる勇気学級経営の教科書道徳読み――教科書を使う道徳の新しい授業法 これまでは小学校教諭にオススメの本を紹介してきましたが、このブログに辿り着く方は「教員×資産形成」の属性の方や、先生を目指す人も多数含まれるため、幅広い方を対象にオススメしたい本をチョイスしました。気になったものがあれば是非読んでみてください。 読書は「最高の自己投資」ですからね! 52ヘルツのクジラたち(町田そのこ) リンク 虐待、DV、人間関係の疎外感、愛されない孤独、打ち砕かれる期待…。 [ふきだし icon="https://chibikko-blog.com/wp-content/uploads/2019/05/komattana.png" align="left" col_border="#000" col="#cee0f0" type="speaking" border="none" icon_shape="circle"]重いテーマを扱っているんだね。[/ふきだし] 人があげる声には、届く声と届かない声(クジラが発する52ヘルツの泣き声のような声)がある。自分を救ってくれた人の発していた52ヘルツの声に気付かなかった主人公。この本は、重く厳しい現実の問題を多数取り扱っていて胸が切り裂かれるのですが、なぜか温かい。 人間の儚さをを見事に表現している。 この本を読んで、僕は届かない声をあげている人が世の中に存在することを知りました。僕の身近で、笑っているようで泣いている。そういう存在に気付ける人になりたいと強く願った。「誰にも届かない君の声を、私が聞くよ。」僕も出会う子ども達にこんな風に言ってあげたいです。 明日から学校があるという時には読まないでください。読み終わった後のあなたの目はきっと腫れていますので(笑) 読み終わった後の爽快感、妙な納得感があった一冊でした。 Amazonでの評価が★4.4という高評価がこの本の素晴らしさを表していますね。僕はこの本を読みながら、泣きました。魂が震えた一冊です。 その指導は、しない 思考停止教育への挑戦 リンク その指導は、しない。twitterで賛否両論の話題で注目を集める機会の多い「めがね旦那」さんの御著書です。学校という統率された場所での思考停止になっている部分を明らかにされます。正直、僕はこの本を全面的に支持するという立場ではありません。めがね旦那さんがしないと仰っている内容で、僕は「今後もその指導はする」という内容もありました。 [ふきだし icon="https://chibikko-blog.com/wp-content/uploads/2022/05/2556501-e1653178826803.png" align="left" name="まつお" col_border="#000" col="#dbf0d9" type="speaking" border="none" icon_shape="circle"]著者と自分の考えが完全に合致するってことの方が珍しい事だよね。[/ふきだし] しかし、この本が世の中に出回るということ自体に価値があると思います。僕のように、改めて物事を問い直し、考えをアップデートできた教員が多数存在すると思うからです。例えば宿題の話題。宿題を出し、学校の活動外に子どもの学力向上を期待するのは教師の怠慢だという論調で語られていました。どう思いましたか? 僕は、この言葉にズコーンと揺さぶられました。確かに、そういう視点で宿題を捉えたことがなかったなと思ったわけです。学校内で完結して力をつけるのが本来あるべき姿だよなと思い直した訳です。このようにアップデートが成されていくことに価値があります。 [ふきだし icon="https://chibikko-blog.com/wp-content/uploads/2019/05/komattana.png" align="left" col_border="#88C1F2" col="#cee0f0" type="speaking" border="none" icon_shape="circle"]教師になると、宿題って毎日出すけど惰性で出している場合も多いからね。[/ふきだし] レビューの中には「個人の見解を出ない」とか「学校教育全体としての視点が抜けている」という指摘もありました。僕個人としては、そういうことを踏まえても、読む価値のある書籍だと思いました。興味のある方は共に学びましょう! [ad] DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール リンク FIREムーブメントが盛んですが、この本は新たな視点をもたらしてくれます。表紙をめくるとその裏には「人生で一番大切なのは、思い出をつくることだ。」と書かれています。 これまで読んできた本は、「できるだけ早くFIREするために節約して投資に回して資産を築け」だったのに、何でこの本は思い出なんて抽象的な物を推しているんだ?と正直最初思いました。 [ふきだし icon="https://chibikko-blog.com/wp-content/uploads/2022/05/2558691-1-e1653178976935.png" align="left" name="まつお" col_border="#000" col="#dbf0d9" type="speaking" border="none" icon_shape="circle"]なんか変な本だな~と思いながら手に取ったんだよね(笑)[/ふきだし] ここからはこの本で書かれている内容を受けて僕が読み取ったことです。 DIE WITH ZEROを読んで僕が学んだ内容 死ぬ直前にお金をもらっても仕方がない。死ぬ直前に延命のために大金を使うのは変な話だ。それなら、まだ元気なうちにお金を「老後のために」と取っておかないで豊かな経験に使うべきなのだ。死ぬ間際、ベッドの中で幸福をもたらすものは通帳の資産額ではなく、大切な人と過ごした思い出だ。だから、私たちは豊かな思い出(経験)を作るためにお金を使っていくべきなのだ。FIREが有名になり、20代や30代といった、世の中を最高に楽しむことができる時期に節制をするあまり、豊かな生活を送らない若い人が増えているのを著者は警告を与えている。その時期の経験は、老後まで何度も思い出すことができる「記憶の配当・複利効果」をもたらし、支払った額以上の思い出という宝物をもたらしてくれるのだと。 いかがでしょうか。確かにその通りだなと思う所が何個かあったのではないですか? [ふきだし icon="https://chibikko-blog.com/wp-content/uploads/2022/05/2558691-1-1-e1653179015339.png" align="left" name="やまこ" col_border="#000" col="#fcdcd7" type="speaking" border="none" icon_shape="circle"]今までのまつおさんとは結構違う感じの本だね。私は、この著者の考え方に凄く近いな!やりたいことやって息子と思い出作っていきたいな。[/ふきだし] 僕も資産額が増えていくのを喜ぶばかりで豊かな経験を作ることに重きを置いていなかったことを反省しました。自分自身の価値観に気付くこともできるお勧めの一冊です! 本書で紹介されている究極のルール9つ 「今しかできないこと」に投資する一刻も早く経験に金を使うゼロで死ぬ人生最後の日を意識する子どもには死ぬ「前」に与える年齢にあわせて「金、健康、時間」を最適化するやりたいことの「賞味期限」を意識する45~60歳に資産を取り崩し始める大胆にリスクを取る この本で紹介されているルールも載せておきますね! FIRE 最強の早期リタイア術 リンク FIREを目指す上の教科書のような本です。FIRE達成のために重要な指標は貯蓄率であること、つまりは「収入の最大化」と「支出の最小化」が経済的自立には必要であることを紹介しています。 また、暴落時にどのような振る舞いをする必要があるのか紹介が面白かったです。それは、「現金クッション」と「利回りシールド」です。それぞれ少し説明を入れますね。 まず、現金クッションですが、暴落時にどうしても現金が必要になります。暴落はどんなに長くても5年ほどなので、生活費5年分を現金として確保しておけば凌げます。生活費250万の方なら1250万円です。これらをインデックス投資の他に確保しておけばFIREしても心配が減るというものです。ただ、インデックス+現金クッションではFIREするのが先送りになってしまう、そういう問題を回避するために提唱されたのが利回りシールドです。ポートフォリオの一部に利回りが期待できる商品を用意し、暴落時はそこからの配当で耐え凌ぐという作戦です。 [ふきだし icon="https://chibikko-blog.com/wp-content/uploads/2022/05/2558691-1-e1653178976935.png" align="left" name="まつお" col_border="#000" col="#dbf0d9" type="speaking" border="none" icon_shape="circle"]FIRE達成後の具体的戦術は正直考えていなかったので勉強になりました。[/ふきだし] このような、FIREを達成後の精神的な負担をどのように回避していくかの作戦が載せられている書籍は珍しいです。多くの本は「いかにFIREを達成するか」に主眼が置かれていますのでね。まさに帯の通り「経済的自立を達成するための全技術」でありました! 資産形成に興味のある方なら絶対にお勧めできます。 [ad] 元手50万円を月収50万円に変える不動産投資法 リンク こちらは不動産投資に興味のある方に向けてです。僕も築古戸建て投資に興味があり物件を探している最中です。そこで見つけたのがこちらの本です。 彼がいったい、どのようにしてお金を集め、物件を購入し、月収50万オーバーまで駆け上がったのか、この本を読んでいると彼と同じことが自分にはやれるのだろうか?無理じゃないのか?という気持ちが湧き上がってきました。そういう意味で、行動力が勝負だということを感じざるを得ませんでした。 この本が他の本と違う所は著者の小島さんの人生が赤裸々につづられている点です。どのように底から這いあがって今の資産額まで登ってきたのかが書かれています。正直、読んでいて「そこまでやるのか」と思うぐらいの手法でした。カーローンを組んで買った車を売り払って現金を作って、物件を買って…とあるように、普通ではありません。言葉で言うのはたやすいのですが「圧倒的な行動力」です。 もし、不動産投資に少しでも興味がある方はお勧めできる一冊です。 まとめ:本を読めば新たな価値観と出会える! 今回は2021年秋までに読んだ本の中でお勧めできる5冊を紹介させていただきました。紹介した本をおさらいします。 今回紹介した素敵な本たち~新たな価値観と出会おう~ 52ヘルツのクジラたちその指導は、しないDIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルールFIRE 最強の早期リタイア術――最速でお金から自由になれる究極メソッド元手50万円を月収50万円に変える不動産投資法 今回、ご紹介した本たちが、皆さんの新たな価値観に繋がってくれたら嬉しい限りです。最後までご覧いただきありがとうございました!

  • 【2020】6年目教師が初任者教員におすすめする本 3選!

    コロナへの対応ばかりで嫌になる日々ですね。 まつお先生 臨時休校が終わって早く子ども達と授業したい!! さて、この記事では、これから何年も教師として力を発揮される初任者の先生方に向けてお勧めの本を紹介しています! 本屋で並んでいる本をちらっと見ても、どれがオススメなのかよく分からないと思うので、僕が読んでオススメできる本をサクッと紹介しています(^^)/ ・小学校教諭6年目、27歳の男性教師☺1年生以外を経験しました ・現役投資家、教育と投資を両立させている経済に詳しい教師☺ 去年も紹介したので、今回は2020verです。2019年にオススメした本は今回抜いてありますが、良書なのは間違いないですので、併せてこちらの記事もご覧ください。 https://chibikko-blog.com/osusumebook/ まつお先生 それでは行って見ましょう! この力こそ人間力|「非認知能力」の育て方 「非認知能力」という言葉を最近よく耳にしませんか? 心の友 テストでは測れない、総合的な人間力のことだよ。立ち直る力、やり遂げる力、問題を見つける力とかね! 子ども達に育てたい超大切な資質能力である「非認知能力」について書かれた最強の指南書です。僕はこの本を読んで、非認知能力を育てるには具体的にどのようにふるまえば良いのかを知りました。 まつお先生 筆者の娘さんは「全米最優秀女子高生」に選ばれた方です。そんな子を育てた教育は、親や教師の「心の持ち方」と深くかかわっていました。 2020年の教育改革で、何をどのように考えて子育てや教育をしていくことが大切か、自身の体験をもとに、猿でもわかるくらい分かりやすく書いてくれています。(猿並みの理解力である僕が理解できたんですから!!) 全部話をしては面白くないので、エッセンスとして心に残った言葉を一つだけ紹介。 「私たちの仕事は、子どもが自分を発見し、それぞれのペースで成長していくお手伝いをすること。そのために、私たちは子ども一人一人の心を繭で包むように接します。」 心の友 詰め込んだり、威圧したりすることではないことが読み取れるね! 個人的には、「頼むから読んでくれ!」といいたい良書。 リンク 学びは与えず引き出すもの|教えない授業 次は、美術館の学芸員の方が書かれた「教えない授業」です。 サブタイトルが美術館発、「正解のない問い」に挑む力の育て方と普通の教育書とは変わっていますよね。 心の友 この本は「対話的鑑賞」という手法を用いて、友達と対話を積みながら学びを創る方法が紹介されています。 この本では教師の立ち位置は「ナビゲーター」になります。ナビゲーターとしてする仕事は以下のようなものがありました。 1.「見たこと、考えたこと、感想でも何でも話してみて」と投げる 2.「どこからそう思った?」と考えた根拠を問う 3.「そこからどう思う?」と根拠を元に個人的な解釈を問う 4.友達との交流の中でいろんな捉え方があることに気付かせる 初任者の頃は、教育書を読んでも具体的な授業イメージが思い浮かばないものです。この本は、授業中のやり取りがたくさん載せられている点が凄くオススメ!「良い授業」をイメージして学びながら読めます。 心の友 こうすれば授業は成功する!なんていうものは存在しないし、そんなことを声高らかに言っている本だったら毛嫌いするのですが、授業をしている時にこういう事を考えているのか!という気付きがたくさんある本だったね。」 これからの授業は「教えない」知識は子ども達の中から引き出し作る!良書です。 リンク まつお先生 余談ですが、対話的な学びでは「発言の安心感」が凄く重要になってくるとこの本を読んで思いました。大学時代に教授からこんなことを言われました。 友達 先生は舐められたら終わりだから、子どもが発言しても「ありがとう」なんて言ってはいけないよ。 どう思います? この本を読んだ後には、みんなの前で話をするんだから、学びを前に進めてくれてありがとうと言葉で伝えるのは安心感を作る良い働きかけなのではないかと考えるようになりました。 普遍の学級という単位を疑う|教育の力 教師の卵の皆さん、この質問にどう答えるでしょうか? 勇者まつお 公教育の目的は何だと思います? 筆者である苫野一徳さんは、公教育を「すべての人びとが<自由>に生きられるための<教養=力能>を育む」(p. 24)ものと定義づけています。 心の友 もしかして、これ凄く難しい本じゃない? まつお先生 ちゃうちゃう!めちゃくちゃ分かりやすい本だよ。哲学者である苫野さんの本は、多くの哲学者の本と違ってすごく読みやすい! 哲学者って固い勝手なイメージがあってつまらない固定観念を持っていたのですがサクサク興味が消えないまま読めました。 筆者は時折<>をつけながら話をします。それは一般的な解釈ではなく独自に強いこだわりを持って表記されている部分です。例えば、<自由>という言葉が頻出しますが、そこに意識を持って読み進めると良いでしょう まつお先生 この本を読むと、「当然だよな~」と思っている学校教育の根底を考えることができる本です。普段はそこ考えないなという所にクリーンヒット! 例えば、学級という集団が必要かどうかなんて考えませんよね?(笑)筆者は同学年で横並びの従来の「学級」を解体した方が良いと考えておられます。考えが凄い…! これが良いか悪いかは自己判断いただくとして、以下のような苫野さんの考え方に僕は賛成です。 学校の役割は、勉強を「教える」機能から、「集団生活」の中で「協働」「共同」「コミュニケーション」など他者とのかかわりを訓練する場へとシフトした方が教育としては価値が高まる。 今後の学校の在り方を考えられる良い一冊です! リンク 小学校教諭の初任者が本を読むということ 経験を重ねても、本を読むことで指導の指針を強く、太く持つことができるようになります。自分の教育に「裏付け」されて、自信がみなぎってきます。そして、早く授業をしたり子ども達と関わりたくなります(笑) まつお先生 本を読んだ後って、凄くアドレナリン出ません? 現場にいると具体的な経験こそが重要という印象を受けますが、それ以上に知識を取り入れて実践と絡めていくことが必要だと思うようになりました。 心の友 優れた実践家は、優れたインプッターである! そしてこうも言えます。 まつお先生 本を読んでも実践しなければ何も変わらない。読んだらすぐに行動しましょう! より良い子ども達の育ちを目指して、僕もまた頑張ります! 👇他の記事も是非ご覧ください👇 https://chibikko-blog.com/sensei/

  • 教師の指導軸・価値観を磨く本4選【0~5年未満にお勧め!】

    教師として軸が明確にある先生は魅力的です。 変化の激しすぎる時代を生き抜くために、子ども達にどんな力をつけていくのか、その指針を自分の中にインプットしていきましょう! まつお先生 指導の哲学は本から学ぶのが一番おすすめ!素敵な一冊が届けば嬉しいです! 大切なことは本から学んだ 心の友 指導の肝って学校生活に慣れれば自然と身に付くものじゃないの? 確かに経験値がたまれば、子どもとの接し方は上手になります。 しかし、教師として何を大切にするか、子ども達に世の中をどう生きて欲しいのかは、持っていた方が良いです! ⭐指導軸、教育哲学を入れ込む職場で見て学ぶも大事だけど、自分の軸は読んで、考えて、実践して、失敗して、また読んで、人に話して、実践しての繰り返しだと思います。おすすめしたい本を選んだところ、僕は指導技術より、どう子どもを育てるかに興味があるらしい。自己理解が深まりました。 pic.twitter.com/jQA2nQXP9P— まつお🔥教員の投資家 (@matsuo_edu) March 14, 2020 表面的な指導の技術は後からでも良い。子どもの前に立つうちに上手くなるからです。 まつお先生 やっぱり経験は武器になるからね☺何ともならない指導観だけはちゃんと自分で蓄えましょう(^^)/ 知識を入れて自分の教育観をアップデート! 今回、紹介する本を読んだ後には、来年度に子ども達と出会うのが楽しみになることを願っています!! 「非認知能力」の育て方-心の強い子どもへ 最初に紹介するのは「非認知能力」の育て方 心の友 非認知能力って最近よく聞くようになったね 家庭教育についての本ですが、子どもと接するすべての方に滅茶苦茶にオススメしたい一冊です! 実は読後感が素晴らしく良かった。さわやかそのもの。気持ち良い。 さて、この本に出てくる「非認知能力」は、偏差値のように数値で測れる能力ではなく、心の強さや立ち直る力、自己決定力、自己肯定感などの、数値では測れない人間力のことを言うようです。 心の友 最近では、学校の教育目標に入れ込む所も出てきたよね この本の良い所は、どんな非認知能力が大切かとセットで、どうやったらその能力を伸ばせるかの具体的なポイントが書いてあることです。 例えば、家庭で子どもの自己肯定感を高めるには12個の方法を紹介しています。 心の友 育て方のポイントがあるから分かりやすい! この本は、乳幼児期などの早期教育では、学習面を強化しても、IQの数値を短期間高めるだけで、長期的に高めることにはつながらないというシカゴ大学のヘックマン教授の研究結果から出発しています。 頑張って教え込んでもあまり意味がないってこと…? 残念ながらそのようです。世の中に意味を見出し、前向きに、柔軟に生き抜く力を持つ子に秀でた能力が「非認知能力」だったそうです。確かに、幸せな人=能力がある人ではないですよね。逞しさや立ち直る力、人との関係が上手に作れる人は学力とは違う能力が高そうです。 まつお先生 僕は、自分の今までの教育指導観を大きく揺さぶられた気がして心地よかったです。 教師は、テストで数値化される能力を評価しがちです。興味深いのが、非認知能力が高い子にとって、テストの点数を取ることなんて苦にならないよという話でした。 まつお先生 なるほど…。確かに、前向きに生きていける子にとって、必要だと判断したらテストの点数ぐらいは取れてしまう。納得…! 非認知能力を育てるために母親を中心に家族がすべきこと、すべきでないことが書かれた本書ですが、教師にも是非お勧めしたい珠玉の一冊です!書ききれない魅力を感じ取ってください。 リンク まつお先生 表紙もきれいだし、面白そうだから読んでみようかなぐらいで手に取ったのですが、とんでもございませんでした(笑) すべての教育者におすすめ! 嫌われる勇気―アドラーの教えを教育へ こちらも人気中の人気!詳しくは以前の本紹介で記入していますのでご覧ください。 https://chibikko-blog.com/osusumebook/ 僕の中ではバイブルになっています。 まつお先生 すごく対応が難しい子どもを担任したことがあるのですが、その時にとても救われました。この本は、学級経営で困った時に自分を救ってくれます! 他人の人生を生きるな、課題の分離をしろ、賞罰教育をするな…読み進めていく中で、困った子の悩みを僕が抱え込みすぎるべきではないと思いました。僕の課題ではないと思ったわけです。 心の友 担任の先生は自分の学級に縛られすぎちゃうところがあるからね。 それまで全部を全部、教師である僕が抱えていましたが、気持ちがぐっと楽になりました。 ただ、アドラー心理学は実現が難しいです。何度も何度も読み返しながら、自分の教育をアップデートしていきたいので何度も再読しています。 リンク 特別版が欲しい人はこちら。金ぴかですね(笑) リンク 君たちはどう生きるか―明確に生きろ!! お次は、子ども達に向けた哲学書「君たちはどう生きるか」です。コペル君の名前でも有名ですね。 まつお先生 児童文学ですが、教師が読んでもためになります! 僕が最も好きなのは、「人間であるからにはー貧乏ということについて―」という内容です。 貧乏な豆腐屋さんの浦川君は、よく授業中に寝ている子でした。その子が学校を欠席したという始まりでした。寝たり欠席したりした理由も仕事を手伝う必要があったから、ここから人生において大切な考え方が出てきます。 心の友 一部を引用してみましょうか。 考えてみたまえ。世の中の人が生きてゆくために必要なものは、どれ一つとして、人間の労働の産物でないものはないじゃあないか。…君自身は何をつくり出しているだろう。世の中からいろいろなものを受け取ってはいるが、逆に世の中に何を与えているかしら。改めて感がるまでもなく、君は使う一方で、まだなんにも作り出してはいない。 君たちはどう生きるか 吉野源三郎 p.150-151 僕がブログを通して情報発信をしていこうと強く心に考えたのも、一つこの本の影響もあります。 心の友 自分で何かを作り出すことの価値が高い世の中だしね 世に対して何を与えられるか、この時代で、この環境で、子ども達に私達が残せるものは何か、考えさせられる一冊でした。漫画版もありますが、僕は文字だけで読みました。 リンク ニュータイプの時代-令和の社会人として この時代について、考えさせてくれる一冊です。 心の友 この時代…? 昔の、物が少ない時代には「問題」が山積みだったから、問題解決ができる人が求められた。 例えば、パソコンを使える人が少ない世の中であれば、パソコンを扱える人が希少な人材として求められるわけですからね。 まつお先生 今はそういう時代ではなくなりましたね。 現在では物があふれたことで、時代の価値観が変わりました。 生活は物資で満たされている今においては逆に「問題」が少ないと筆者は言い切ります。 解決すべき目に見える「問題」は減り、自分で問題を発見し新しく意味を作れる人やコンテンツに価値が集中する。アップル社は、便利という以上に、独特の価値を与えたようにです。 心の友 確かにiPhoneやiPadには他のスマホブランドにはないステータスがあります。高くてもそれが欲しい人は、喜んでお金を払う時代です。 僕はこれを読んでいて職員室でのふるまいを考えました。 「役に立つ先生」では、一番便利な物が優位に立つ。検索エンジンがgoogleやyahooで寡占されているように。しかし、「意味ある先生」では、それぞれが優位性を持てる。そこから発生した考え方がこちらでした。 教師としても、投資家としても凄い方々は山ほどいる。ブログのキーワード選定と一緒で、教諭×投資家だからそこに意味が生まれる。役立つ市場では、凄い教員と凄い投資家さえいれば良いけれど、意味ある市場で生きていきたいな。— まつお🔥教員の投資家 (@matsuo_edu) March 10, 2020 僕の場合は、職員室で「ICT能力×効率化」でポジションを、インターネット上では「教員×投資家」としてポジションを築いていこうと思った一冊でした。 時代背景を知って、戦略的に生きるために読んで損はない一冊です。 リンク 戦略的に教育現場を乗り切ろう! 四月からワクワクしている教師の卵の皆さん、学校現場を是非楽しんでください。 まつお先生 どんな学校に配属になるか、ドキドキしていることでしょうね。僕にもそんな時代がありました。 ロケットスタートを切るために、この数週間は知識をインプットすることをお勧めします。残念ながら現場はめまぐるしいので、仕事始めてからはゆっくり読み込む時間が取れないと思います。 心の友 特に今年はコロナウイルスの臨時休校で大変な状態だからね~… だ・か・ら! 今がチャンス! まつお Lv.27 先んずればなんちゃらです☺ 最後になりますが、教師は自分の経験を力に変えることができる職業です。本や映画などで心を洗ったり、自然を満喫したり、旅行をしたり、ライブに行ったり、そんな日常から豊かな人間になれたら幸せですね☺ 皆さんの教師生活が豊かになることを祈っています。 ▼2019年夏にお勧めした本はこちら▼ https://chibikko-blog.com/osusumebook/ ▼教育に関する記事はこちらにまとめています▼ https://chibikko-blog.com/sensei

  • 中堅教師が初任者や若手教師にオススメしたい本5選

    若手の先生方の中には「何だか学級経営が上手くいかない」「もっと改善したい」と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。 僕は初任の頃、毎日が嫌で嫌で仕方ありませんでした。 「明日が来るな」とベッドにうずくまって3時間経過とか普通にありました。恥ずかしい話です。 [ふきだし icon="https://chibikko-blog.com/wp-content/uploads/2022/08/30代.jpg" align="left" col_border="#000" col="#dbf0d9" type="speaking" border="none" icon_shape="circle"]でも大丈夫。いつかそんな自分を振り返って笑える日が必ず来ますから。[/ふきだし] この記事では、意気込んで教育現場に踏み出したけど経験が浅いために解決の糸口を見いだせていない先生に向けてオススメの本を紹介します。 この記事を是非とも読んで欲しい人 学級経営や仕事の生産性を向上させたい人教師としての力量・指導技術を高めたい人価値観を洗練させたいが方法が分からない人 生産性向上は必須|さる先生の「全部やろうはバカやろう」 学校の生産性を上げる まずはこちら。twitterで有名な坂本良昌さん(@saruesteacher)の著書です。 リンク 本音を言えば学年主任の先生や管理職に読んで欲しい。 この本には、子どもを伸ばす教師の仕事の質は落とさずに、時間や労力などのコストを減らすこと(=教育の生産性)に関する考え方や具体例が盛り込まれています。 [ふきだし icon="https://chibikko-blog.com/wp-content/themes/isotype_001/functions/gutenberg/balloon/image/icon_biz_man.png" align="left" col_border="#000" col="#dbf0d9" type="speaking" border="none" icon_shape="circle"]働き方改革の意識を変える考え方や、具体例がたくさん挙げられているのでお勧めです。[/ふきだし] 現役の先生が書いている本で写真もたくさん使ってくれているので、共感できました。 著書の中に掲示物についての話題がありました。 画鋲で止めていたのですが、それよりも良い方法があることを知りました。 \掲示のオートメーション化/☑︎習字ホルダー→子どもが入れる☑︎A4クリアホルダー(ワークシート等)→子どもが入れる☑︎壁面上部の養生テープステアー+ツーダンクリップ→図工の鑑賞後に連結して持ってこさせ教師が掲示放課後に掲示するのではなく、極力授業時間内に終わらせる。 pic.twitter.com/S32jKJWjtt— さる@小学校教師|Y.SAKAMOTO (@saruesteacher) September 18, 2018 私はずっと画鋲を使って掲示物をしていたのですが、さる先生の言う「付随作業」のオンパレードだったことを知りましたね。 違うやり方に変えたら凄く楽になりました。 意外とこういう現場ですぐ使える知識って教えてもらえないじゃないですか。 図解もありますのでお好きな方で。 リンク 僕も働き方改革に関しては記事にまとめています。 https://chibikko-blog.com/kaerou/ 教育の土台となりうるアドラー心理学|嫌われる勇気、幸せになる勇気 指導に哲学を 私が一番好きな本です。 教師として生きる一番の指針となった本です。救われました。 リンク 教師向けに執筆したのか?と思うくらい、普段から子ども達と接する教師にとって有意義な内容のオンパレードです。 特に下の人にはクリーンヒットです。 確かな教育の軸を作りたい感情的に指導をしてしまい反省するそもそも教師に向いていないと悩むもっと優しくなりたいと思う ただ、タイトルを見ると、このように思いませんか? 相手から嫌われても良いと思いなさい子どものために指摘するのは悪くない課題は指摘して良い方向に導きなさい タイトルから受け取れる、こんなメッセージは「嫌われる勇気」で語られることと違うので、是非読んでみてくださいね。 [ふきだし icon="https://chibikko-blog.com/wp-content/uploads/2022/08/30代.jpg" align="right" col_border="#000" col="#dbf0d9" type="speaking" border="none" icon_shape="circle"]実際にはこの本を読んで私の指導はこう変わりました!![/ふきだし] ポジティブに考えられるようになり、子に強要をしなくなり、寛容的に子どもと接することができるようになりました。 不用意に首を突っ込まなくなったんですね。 私はADHDの子を担任していて、その子が勉強はしないし暴力的な行為を取ることもあって悩んでいました。 薬も服用する前で、荒れていた時期でもあったのです。嫌われる勇気を読む前の私は、その子と接する時に [ふきだし icon="https://chibikko-blog.com/wp-content/uploads/2022/05/2558718-e1653178921713.png" align="left" name="過去のまつお" col_border="#000" col="#cee0f0" type="speaking" border="none" icon_shape="circle"]何とかさせなきゃ…。このままでは…。[/ふきだし] 自分を追い詰めていました。 この本は、固定観念で固まっていた私の心をほどくような気がしました。 嫌われる勇気の言葉を借りれば「課題の分離」をしっかりして、「最終的な責任を引き受ける人」は誰かを考えました。 そして「私ができることを粛々とする」ことに徹しました。 変わるか変わらないかを決めるのはADHDの子ども自身と考えて、サポートを続けました。 [ふきだし icon="https://chibikko-blog.com/wp-content/uploads/2019/05/usually.png" align="left" col_border="#000" col="#f6f3f1" type="speaking" border="none" icon_shape="circle"]不思議なもので、アドラー心理学がしっかり入ると、子どもに優しくなれるよね[/ふきだし] 切羽詰まった自分の心に余裕が生まれ、適切な対応ができるようになるのです。 自分の中に「教育の指針」が生まれたんだなと思って嬉しくなった記憶があります。このような体験を皆さんにも是非してもらいたいです。 「嫌われる勇気」を読んだ後には「幸せになる勇気」をオススメします。 リンク 嫌われる勇気が、哲人と青年による対談形式の理論説明書だとすると、幸せになる勇気は具体的な取り扱い説明書です。 実際に教育現場でアドラー心理学のノウハウをやってみたけどダメだったじゃないかと憤慨する青年の怒りからスタートしていますので面白いですよ。 二冊しっかり読むことでアドラー心理学が整理されます。 もし嫌われる勇気を既にお読みで幸せになる勇気をまだご覧になっていない人は一読をオススメします。 自分の中に学級経営の芯を持ちたいと願う先生に|学級経営の教科書 学級経営を知識武装 次は学級経営に関する書籍です。 こんな悩みが一年目は強かったのです。 [ふきだし icon="https://chibikko-blog.com/wp-content/uploads/2022/05/2558718-e1653178921713.png" align="left" name="悩むまつお" col_border="#000" col="#cee0f0" type="speaking" border="none" icon_shape="circle"]クラスをどうやって良くしていけば良いか分からない…。隣のクラスより落ち着いていないことは分かるけど、どうしてなんだろう[/ふきだし] 教師になってまずする仕事が「学級経営」な訳ですが、大学でも現場に入ってからも大して指導されないですよね。 誰もが感覚的に学級経営をしていく気がします。 そのため、教師は自分から学級経営を積極的に学んでいく必要があります。この本はこんな人にオススメです。 「学級経営」を体系的に学んでみたい感覚で行ってきた学級経営を理論的に学び直したいクラスを落ち着きと愛のある学級にしたい リンク 学級経営には、二つの側面があるそうです。 [ふきだし icon="https://chibikko-blog.com/wp-content/uploads/2022/08/yamako.png" align="right" name="やまこ" col_border="#000" col="#fcdcd7" type="speaking" border="none" icon_shape="circle"]学級経営の側面とは・・・?[/ふきだし] 学習指導のためにいかにコントロールできた組織を作るかという考えを狭義の学級経営。 人間関係作りや集団作りを含めた子ども達の自治的な参画を求めていくのが広義の学級経営だそうです。 学級経営が、一部の子を排除する構造になっていないか。 絶対に指導を必要する事項は何か、子ども達を導き育てていく事項は何か。具体的なポイントを示してくれているので分かりやすいです。 印象的な言葉がありました。 学級を「不安と危険に満ち満ちた格闘場」にせず、「いろんな人や出来事に出会える魅力的な場所」にしていく。 そのために自分をアップデートしましょう。 道徳の授業を一段階レベルアップしたい先生に|道徳読み 道徳教科書をフル活用する指導法 道徳の授業はむずかしいなあといつも思います。 [ふきだし icon="https://chibikko-blog.com/wp-content/uploads/2022/05/2558718-1-e1653178946298.png" align="left" name="やまこ" col_border="#000" col="#cee0f0" type="speaking" border="on" icon_shape="circle"]また道徳の授業が全然うまくいかなかった…困ったな…[/ふきだし] リンク 道徳ってどのように授業をすれば子ども達に力がつくか分かりにくくないですか? 深く考えず授業をしてしまうことがありました。 学校の赤刷りで板書例を見て、その通りにやろうとしても何だか上手くいかない経験が多かったです。 でも当然なんですよね。 教科書で想定している目の前の子どもと学級にいる子どもでは違うわけですから。 この本は「道徳読み」の本ですが、道徳って何だという初歩的な所から、学習活動で何をねらっていくのか説明されています。 この本をバイブルに、一度経験してみると良いですよ。 実は私も購入してみるまで [ふきだし icon="https://chibikko-blog.com/wp-content/uploads/2022/05/2556501-e1653178826803.png" align="left" name="まつお" col_border="#000" col="#f8ea85" type="speaking" border="none" icon_shape="circle"]どうせ大したこと書いていない本でしょ。自分で考えた授業の方が良いに決まってるじゃん。本になんて頼らないよ。[/ふきだし] と思っていました。 (超生意気ですね。) それは違います!! 頼れるところは頼りましょう。 ただでさえ経験の少ない先生なら尚更です。まずは真似て、そこから自分なりのスタンダードを作っていけばよいんですから。 もう少し道徳読みについて知ってみたいという方はこちら。 https://chibikko-blog.com/doutokuyomi おわりに 今日は初任者の先生や経験の浅い先生に、おすすめしたい本を五冊リストアップしてみました。 どの本も今の私を形作ってくれている本です。 本との出会いも教師の在り方を作っていく一つの大きな要因だと記事を書いていて考えました。 私も読書に励みます。

  • 読んで良かった本5冊

    こんにちは、まつお(@matsuo_edu)です。 今日は読んで良かった本を紹介していきたいと思います。 過去にした本の紹介 「非認知能力」の育て方~心の強い幸せな子になる0~10歳の家庭教育~教えない授業――美術館発、「正解のない問い」に挑む力の育て方教育の力 (講談社現代新書)図解でわかる! さる先生の「全部やろうはバカやろう」実践編嫌われる勇気幸せになる勇気学級経営の教科書道徳読み――教科書を使う道徳の新しい授業法 これまでは小学校教諭にオススメの本を紹介してきましたが、このブログに辿り着く方は「教員×資産形成」の属性の方や、先生を目指す人も多数含まれるため、幅広い方を対象にオススメしたい本をチョイスしました。気になったものがあれば是非読んでみてください。 読書は「最高の自己投資」ですからね! 52ヘルツのクジラたち(町田そのこ) リンク 虐待、DV、人間関係の疎外感、愛されない孤独、打ち砕かれる期待…。 [ふきだし icon="https://chibikko-blog.com/wp-content/uploads/2019/05/komattana.png" align="left" col_border="#000" col="#cee0f0" type="speaking" border="none" icon_shape="circle"]重いテーマを扱っているんだね。[/ふきだし] 人があげる声には、届く声と届かない声(クジラが発する52ヘルツの泣き声のような声)がある。自分を救ってくれた人の発していた52ヘルツの声に気付かなかった主人公。この本は、重く厳しい現実の問題を多数取り扱っていて胸が切り裂かれるのですが、なぜか温かい。 人間の儚さをを見事に表現している。 この本を読んで、僕は届かない声をあげている人が世の中に存在することを知りました。僕の身近で、笑っているようで泣いている。そういう存在に気付ける人になりたいと強く願った。「誰にも届かない君の声を、私が聞くよ。」僕も出会う子ども達にこんな風に言ってあげたいです。 明日から学校があるという時には読まないでください。読み終わった後のあなたの目はきっと腫れていますので(笑) 読み終わった後の爽快感、妙な納得感があった一冊でした。 Amazonでの評価が★4.4という高評価がこの本の素晴らしさを表していますね。僕はこの本を読みながら、泣きました。魂が震えた一冊です。 その指導は、しない 思考停止教育への挑戦 リンク その指導は、しない。twitterで賛否両論の話題で注目を集める機会の多い「めがね旦那」さんの御著書です。学校という統率された場所での思考停止になっている部分を明らかにされます。正直、僕はこの本を全面的に支持するという立場ではありません。めがね旦那さんがしないと仰っている内容で、僕は「今後もその指導はする」という内容もありました。 [ふきだし icon="https://chibikko-blog.com/wp-content/uploads/2022/05/2556501-e1653178826803.png" align="left" name="まつお" col_border="#000" col="#dbf0d9" type="speaking" border="none" icon_shape="circle"]著者と自分の考えが完全に合致するってことの方が珍しい事だよね。[/ふきだし] しかし、この本が世の中に出回るということ自体に価値があると思います。僕のように、改めて物事を問い直し、考えをアップデートできた教員が多数存在すると思うからです。例えば宿題の話題。宿題を出し、学校の活動外に子どもの学力向上を期待するのは教師の怠慢だという論調で語られていました。どう思いましたか? 僕は、この言葉にズコーンと揺さぶられました。確かに、そういう視点で宿題を捉えたことがなかったなと思ったわけです。学校内で完結して力をつけるのが本来あるべき姿だよなと思い直した訳です。このようにアップデートが成されていくことに価値があります。 [ふきだし icon="https://chibikko-blog.com/wp-content/uploads/2019/05/komattana.png" align="left" col_border="#88C1F2" col="#cee0f0" type="speaking" border="none" icon_shape="circle"]教師になると、宿題って毎日出すけど惰性で出している場合も多いからね。[/ふきだし] レビューの中には「個人の見解を出ない」とか「学校教育全体としての視点が抜けている」という指摘もありました。僕個人としては、そういうことを踏まえても、読む価値のある書籍だと思いました。興味のある方は共に学びましょう! [ad] DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール リンク FIREムーブメントが盛んですが、この本は新たな視点をもたらしてくれます。表紙をめくるとその裏には「人生で一番大切なのは、思い出をつくることだ。」と書かれています。 これまで読んできた本は、「できるだけ早くFIREするために節約して投資に回して資産を築け」だったのに、何でこの本は思い出なんて抽象的な物を推しているんだ?と正直最初思いました。 [ふきだし icon="https://chibikko-blog.com/wp-content/uploads/2022/05/2558691-1-e1653178976935.png" align="left" name="まつお" col_border="#000" col="#dbf0d9" type="speaking" border="none" icon_shape="circle"]なんか変な本だな~と思いながら手に取ったんだよね(笑)[/ふきだし] ここからはこの本で書かれている内容を受けて僕が読み取ったことです。 DIE WITH ZEROを読んで僕が学んだ内容 死ぬ直前にお金をもらっても仕方がない。死ぬ直前に延命のために大金を使うのは変な話だ。それなら、まだ元気なうちにお金を「老後のために」と取っておかないで豊かな経験に使うべきなのだ。死ぬ間際、ベッドの中で幸福をもたらすものは通帳の資産額ではなく、大切な人と過ごした思い出だ。だから、私たちは豊かな思い出(経験)を作るためにお金を使っていくべきなのだ。FIREが有名になり、20代や30代といった、世の中を最高に楽しむことができる時期に節制をするあまり、豊かな生活を送らない若い人が増えているのを著者は警告を与えている。その時期の経験は、老後まで何度も思い出すことができる「記憶の配当・複利効果」をもたらし、支払った額以上の思い出という宝物をもたらしてくれるのだと。 いかがでしょうか。確かにその通りだなと思う所が何個かあったのではないですか? [ふきだし icon="https://chibikko-blog.com/wp-content/uploads/2022/05/2558691-1-1-e1653179015339.png" align="left" name="やまこ" col_border="#000" col="#fcdcd7" type="speaking" border="none" icon_shape="circle"]今までのまつおさんとは結構違う感じの本だね。私は、この著者の考え方に凄く近いな!やりたいことやって息子と思い出作っていきたいな。[/ふきだし] 僕も資産額が増えていくのを喜ぶばかりで豊かな経験を作ることに重きを置いていなかったことを反省しました。自分自身の価値観に気付くこともできるお勧めの一冊です! 本書で紹介されている究極のルール9つ 「今しかできないこと」に投資する一刻も早く経験に金を使うゼロで死ぬ人生最後の日を意識する子どもには死ぬ「前」に与える年齢にあわせて「金、健康、時間」を最適化するやりたいことの「賞味期限」を意識する45~60歳に資産を取り崩し始める大胆にリスクを取る この本で紹介されているルールも載せておきますね! FIRE 最強の早期リタイア術 リンク FIREを目指す上の教科書のような本です。FIRE達成のために重要な指標は貯蓄率であること、つまりは「収入の最大化」と「支出の最小化」が経済的自立には必要であることを紹介しています。 また、暴落時にどのような振る舞いをする必要があるのか紹介が面白かったです。それは、「現金クッション」と「利回りシールド」です。それぞれ少し説明を入れますね。 まず、現金クッションですが、暴落時にどうしても現金が必要になります。暴落はどんなに長くても5年ほどなので、生活費5年分を現金として確保しておけば凌げます。生活費250万の方なら1250万円です。これらをインデックス投資の他に確保しておけばFIREしても心配が減るというものです。ただ、インデックス+現金クッションではFIREするのが先送りになってしまう、そういう問題を回避するために提唱されたのが利回りシールドです。ポートフォリオの一部に利回りが期待できる商品を用意し、暴落時はそこからの配当で耐え凌ぐという作戦です。 [ふきだし icon="https://chibikko-blog.com/wp-content/uploads/2022/05/2558691-1-e1653178976935.png" align="left" name="まつお" col_border="#000" col="#dbf0d9" type="speaking" border="none" icon_shape="circle"]FIRE達成後の具体的戦術は正直考えていなかったので勉強になりました。[/ふきだし] このような、FIREを達成後の精神的な負担をどのように回避していくかの作戦が載せられている書籍は珍しいです。多くの本は「いかにFIREを達成するか」に主眼が置かれていますのでね。まさに帯の通り「経済的自立を達成するための全技術」でありました! 資産形成に興味のある方なら絶対にお勧めできます。 [ad] 元手50万円を月収50万円に変える不動産投資法 リンク こちらは不動産投資に興味のある方に向けてです。僕も築古戸建て投資に興味があり物件を探している最中です。そこで見つけたのがこちらの本です。 彼がいったい、どのようにしてお金を集め、物件を購入し、月収50万オーバーまで駆け上がったのか、この本を読んでいると彼と同じことが自分にはやれるのだろうか?無理じゃないのか?という気持ちが湧き上がってきました。そういう意味で、行動力が勝負だということを感じざるを得ませんでした。 この本が他の本と違う所は著者の小島さんの人生が赤裸々につづられている点です。どのように底から這いあがって今の資産額まで登ってきたのかが書かれています。正直、読んでいて「そこまでやるのか」と思うぐらいの手法でした。カーローンを組んで買った車を売り払って現金を作って、物件を買って…とあるように、普通ではありません。言葉で言うのはたやすいのですが「圧倒的な行動力」です。 もし、不動産投資に少しでも興味がある方はお勧めできる一冊です。 まとめ:本を読めば新たな価値観と出会える! 今回は2021年秋までに読んだ本の中でお勧めできる5冊を紹介させていただきました。紹介した本をおさらいします。 今回紹介した素敵な本たち~新たな価値観と出会おう~ 52ヘルツのクジラたちその指導は、しないDIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルールFIRE 最強の早期リタイア術――最速でお金から自由になれる究極メソッド元手50万円を月収50万円に変える不動産投資法 今回、ご紹介した本たちが、皆さんの新たな価値観に繋がってくれたら嬉しい限りです。最後までご覧いただきありがとうございました!

  • 【2020】6年目教師が初任者教員におすすめする本 3選!

    コロナへの対応ばかりで嫌になる日々ですね。 まつお先生 臨時休校が終わって早く子ども達と授業したい!! さて、この記事では、これから何年も教師として力を発揮される初任者の先生方に向けてお勧めの本を紹介しています! 本屋で並んでいる本をちらっと見ても、どれがオススメなのかよく分からないと思うので、僕が読んでオススメできる本をサクッと紹介しています(^^)/ ・小学校教諭6年目、27歳の男性教師☺1年生以外を経験しました ・現役投資家、教育と投資を両立させている経済に詳しい教師☺ 去年も紹介したので、今回は2020verです。2019年にオススメした本は今回抜いてありますが、良書なのは間違いないですので、併せてこちらの記事もご覧ください。 https://chibikko-blog.com/osusumebook/ まつお先生 それでは行って見ましょう! この力こそ人間力|「非認知能力」の育て方 「非認知能力」という言葉を最近よく耳にしませんか? 心の友 テストでは測れない、総合的な人間力のことだよ。立ち直る力、やり遂げる力、問題を見つける力とかね! 子ども達に育てたい超大切な資質能力である「非認知能力」について書かれた最強の指南書です。僕はこの本を読んで、非認知能力を育てるには具体的にどのようにふるまえば良いのかを知りました。 まつお先生 筆者の娘さんは「全米最優秀女子高生」に選ばれた方です。そんな子を育てた教育は、親や教師の「心の持ち方」と深くかかわっていました。 2020年の教育改革で、何をどのように考えて子育てや教育をしていくことが大切か、自身の体験をもとに、猿でもわかるくらい分かりやすく書いてくれています。(猿並みの理解力である僕が理解できたんですから!!) 全部話をしては面白くないので、エッセンスとして心に残った言葉を一つだけ紹介。 「私たちの仕事は、子どもが自分を発見し、それぞれのペースで成長していくお手伝いをすること。そのために、私たちは子ども一人一人の心を繭で包むように接します。」 心の友 詰め込んだり、威圧したりすることではないことが読み取れるね! 個人的には、「頼むから読んでくれ!」といいたい良書。 リンク 学びは与えず引き出すもの|教えない授業 次は、美術館の学芸員の方が書かれた「教えない授業」です。 サブタイトルが美術館発、「正解のない問い」に挑む力の育て方と普通の教育書とは変わっていますよね。 心の友 この本は「対話的鑑賞」という手法を用いて、友達と対話を積みながら学びを創る方法が紹介されています。 この本では教師の立ち位置は「ナビゲーター」になります。ナビゲーターとしてする仕事は以下のようなものがありました。 1.「見たこと、考えたこと、感想でも何でも話してみて」と投げる 2.「どこからそう思った?」と考えた根拠を問う 3.「そこからどう思う?」と根拠を元に個人的な解釈を問う 4.友達との交流の中でいろんな捉え方があることに気付かせる 初任者の頃は、教育書を読んでも具体的な授業イメージが思い浮かばないものです。この本は、授業中のやり取りがたくさん載せられている点が凄くオススメ!「良い授業」をイメージして学びながら読めます。 心の友 こうすれば授業は成功する!なんていうものは存在しないし、そんなことを声高らかに言っている本だったら毛嫌いするのですが、授業をしている時にこういう事を考えているのか!という気付きがたくさんある本だったね。」 これからの授業は「教えない」知識は子ども達の中から引き出し作る!良書です。 リンク まつお先生 余談ですが、対話的な学びでは「発言の安心感」が凄く重要になってくるとこの本を読んで思いました。大学時代に教授からこんなことを言われました。 友達 先生は舐められたら終わりだから、子どもが発言しても「ありがとう」なんて言ってはいけないよ。 どう思います? この本を読んだ後には、みんなの前で話をするんだから、学びを前に進めてくれてありがとうと言葉で伝えるのは安心感を作る良い働きかけなのではないかと考えるようになりました。 普遍の学級という単位を疑う|教育の力 教師の卵の皆さん、この質問にどう答えるでしょうか? 勇者まつお 公教育の目的は何だと思います? 筆者である苫野一徳さんは、公教育を「すべての人びとが<自由>に生きられるための<教養=力能>を育む」(p. 24)ものと定義づけています。 心の友 もしかして、これ凄く難しい本じゃない? まつお先生 ちゃうちゃう!めちゃくちゃ分かりやすい本だよ。哲学者である苫野さんの本は、多くの哲学者の本と違ってすごく読みやすい! 哲学者って固い勝手なイメージがあってつまらない固定観念を持っていたのですがサクサク興味が消えないまま読めました。 筆者は時折<>をつけながら話をします。それは一般的な解釈ではなく独自に強いこだわりを持って表記されている部分です。例えば、<自由>という言葉が頻出しますが、そこに意識を持って読み進めると良いでしょう まつお先生 この本を読むと、「当然だよな~」と思っている学校教育の根底を考えることができる本です。普段はそこ考えないなという所にクリーンヒット! 例えば、学級という集団が必要かどうかなんて考えませんよね?(笑)筆者は同学年で横並びの従来の「学級」を解体した方が良いと考えておられます。考えが凄い…! これが良いか悪いかは自己判断いただくとして、以下のような苫野さんの考え方に僕は賛成です。 学校の役割は、勉強を「教える」機能から、「集団生活」の中で「協働」「共同」「コミュニケーション」など他者とのかかわりを訓練する場へとシフトした方が教育としては価値が高まる。 今後の学校の在り方を考えられる良い一冊です! リンク 小学校教諭の初任者が本を読むということ 経験を重ねても、本を読むことで指導の指針を強く、太く持つことができるようになります。自分の教育に「裏付け」されて、自信がみなぎってきます。そして、早く授業をしたり子ども達と関わりたくなります(笑) まつお先生 本を読んだ後って、凄くアドレナリン出ません? 現場にいると具体的な経験こそが重要という印象を受けますが、それ以上に知識を取り入れて実践と絡めていくことが必要だと思うようになりました。 心の友 優れた実践家は、優れたインプッターである! そしてこうも言えます。 まつお先生 本を読んでも実践しなければ何も変わらない。読んだらすぐに行動しましょう! より良い子ども達の育ちを目指して、僕もまた頑張ります! 👇他の記事も是非ご覧ください👇 https://chibikko-blog.com/sensei/

  • 教師の指導軸・価値観を磨く本4選【0~5年未満にお勧め!】

    教師として軸が明確にある先生は魅力的です。 変化の激しすぎる時代を生き抜くために、子ども達にどんな力をつけていくのか、その指針を自分の中にインプットしていきましょう! まつお先生 指導の哲学は本から学ぶのが一番おすすめ!素敵な一冊が届けば嬉しいです! 大切なことは本から学んだ 心の友 指導の肝って学校生活に慣れれば自然と身に付くものじゃないの? 確かに経験値がたまれば、子どもとの接し方は上手になります。 しかし、教師として何を大切にするか、子ども達に世の中をどう生きて欲しいのかは、持っていた方が良いです! ⭐指導軸、教育哲学を入れ込む職場で見て学ぶも大事だけど、自分の軸は読んで、考えて、実践して、失敗して、また読んで、人に話して、実践しての繰り返しだと思います。おすすめしたい本を選んだところ、僕は指導技術より、どう子どもを育てるかに興味があるらしい。自己理解が深まりました。 pic.twitter.com/jQA2nQXP9P— まつお🔥教員の投資家 (@matsuo_edu) March 14, 2020 表面的な指導の技術は後からでも良い。子どもの前に立つうちに上手くなるからです。 まつお先生 やっぱり経験は武器になるからね☺何ともならない指導観だけはちゃんと自分で蓄えましょう(^^)/ 知識を入れて自分の教育観をアップデート! 今回、紹介する本を読んだ後には、来年度に子ども達と出会うのが楽しみになることを願っています!! 「非認知能力」の育て方-心の強い子どもへ 最初に紹介するのは「非認知能力」の育て方 心の友 非認知能力って最近よく聞くようになったね 家庭教育についての本ですが、子どもと接するすべての方に滅茶苦茶にオススメしたい一冊です! 実は読後感が素晴らしく良かった。さわやかそのもの。気持ち良い。 さて、この本に出てくる「非認知能力」は、偏差値のように数値で測れる能力ではなく、心の強さや立ち直る力、自己決定力、自己肯定感などの、数値では測れない人間力のことを言うようです。 心の友 最近では、学校の教育目標に入れ込む所も出てきたよね この本の良い所は、どんな非認知能力が大切かとセットで、どうやったらその能力を伸ばせるかの具体的なポイントが書いてあることです。 例えば、家庭で子どもの自己肯定感を高めるには12個の方法を紹介しています。 心の友 育て方のポイントがあるから分かりやすい! この本は、乳幼児期などの早期教育では、学習面を強化しても、IQの数値を短期間高めるだけで、長期的に高めることにはつながらないというシカゴ大学のヘックマン教授の研究結果から出発しています。 頑張って教え込んでもあまり意味がないってこと…? 残念ながらそのようです。世の中に意味を見出し、前向きに、柔軟に生き抜く力を持つ子に秀でた能力が「非認知能力」だったそうです。確かに、幸せな人=能力がある人ではないですよね。逞しさや立ち直る力、人との関係が上手に作れる人は学力とは違う能力が高そうです。 まつお先生 僕は、自分の今までの教育指導観を大きく揺さぶられた気がして心地よかったです。 教師は、テストで数値化される能力を評価しがちです。興味深いのが、非認知能力が高い子にとって、テストの点数を取ることなんて苦にならないよという話でした。 まつお先生 なるほど…。確かに、前向きに生きていける子にとって、必要だと判断したらテストの点数ぐらいは取れてしまう。納得…! 非認知能力を育てるために母親を中心に家族がすべきこと、すべきでないことが書かれた本書ですが、教師にも是非お勧めしたい珠玉の一冊です!書ききれない魅力を感じ取ってください。 リンク まつお先生 表紙もきれいだし、面白そうだから読んでみようかなぐらいで手に取ったのですが、とんでもございませんでした(笑) すべての教育者におすすめ! 嫌われる勇気―アドラーの教えを教育へ こちらも人気中の人気!詳しくは以前の本紹介で記入していますのでご覧ください。 https://chibikko-blog.com/osusumebook/ 僕の中ではバイブルになっています。 まつお先生 すごく対応が難しい子どもを担任したことがあるのですが、その時にとても救われました。この本は、学級経営で困った時に自分を救ってくれます! 他人の人生を生きるな、課題の分離をしろ、賞罰教育をするな…読み進めていく中で、困った子の悩みを僕が抱え込みすぎるべきではないと思いました。僕の課題ではないと思ったわけです。 心の友 担任の先生は自分の学級に縛られすぎちゃうところがあるからね。 それまで全部を全部、教師である僕が抱えていましたが、気持ちがぐっと楽になりました。 ただ、アドラー心理学は実現が難しいです。何度も何度も読み返しながら、自分の教育をアップデートしていきたいので何度も再読しています。 リンク 特別版が欲しい人はこちら。金ぴかですね(笑) リンク 君たちはどう生きるか―明確に生きろ!! お次は、子ども達に向けた哲学書「君たちはどう生きるか」です。コペル君の名前でも有名ですね。 まつお先生 児童文学ですが、教師が読んでもためになります! 僕が最も好きなのは、「人間であるからにはー貧乏ということについて―」という内容です。 貧乏な豆腐屋さんの浦川君は、よく授業中に寝ている子でした。その子が学校を欠席したという始まりでした。寝たり欠席したりした理由も仕事を手伝う必要があったから、ここから人生において大切な考え方が出てきます。 心の友 一部を引用してみましょうか。 考えてみたまえ。世の中の人が生きてゆくために必要なものは、どれ一つとして、人間の労働の産物でないものはないじゃあないか。…君自身は何をつくり出しているだろう。世の中からいろいろなものを受け取ってはいるが、逆に世の中に何を与えているかしら。改めて感がるまでもなく、君は使う一方で、まだなんにも作り出してはいない。 君たちはどう生きるか 吉野源三郎 p.150-151 僕がブログを通して情報発信をしていこうと強く心に考えたのも、一つこの本の影響もあります。 心の友 自分で何かを作り出すことの価値が高い世の中だしね 世に対して何を与えられるか、この時代で、この環境で、子ども達に私達が残せるものは何か、考えさせられる一冊でした。漫画版もありますが、僕は文字だけで読みました。 リンク ニュータイプの時代-令和の社会人として この時代について、考えさせてくれる一冊です。 心の友 この時代…? 昔の、物が少ない時代には「問題」が山積みだったから、問題解決ができる人が求められた。 例えば、パソコンを使える人が少ない世の中であれば、パソコンを扱える人が希少な人材として求められるわけですからね。 まつお先生 今はそういう時代ではなくなりましたね。 現在では物があふれたことで、時代の価値観が変わりました。 生活は物資で満たされている今においては逆に「問題」が少ないと筆者は言い切ります。 解決すべき目に見える「問題」は減り、自分で問題を発見し新しく意味を作れる人やコンテンツに価値が集中する。アップル社は、便利という以上に、独特の価値を与えたようにです。 心の友 確かにiPhoneやiPadには他のスマホブランドにはないステータスがあります。高くてもそれが欲しい人は、喜んでお金を払う時代です。 僕はこれを読んでいて職員室でのふるまいを考えました。 「役に立つ先生」では、一番便利な物が優位に立つ。検索エンジンがgoogleやyahooで寡占されているように。しかし、「意味ある先生」では、それぞれが優位性を持てる。そこから発生した考え方がこちらでした。 教師としても、投資家としても凄い方々は山ほどいる。ブログのキーワード選定と一緒で、教諭×投資家だからそこに意味が生まれる。役立つ市場では、凄い教員と凄い投資家さえいれば良いけれど、意味ある市場で生きていきたいな。— まつお🔥教員の投資家 (@matsuo_edu) March 10, 2020 僕の場合は、職員室で「ICT能力×効率化」でポジションを、インターネット上では「教員×投資家」としてポジションを築いていこうと思った一冊でした。 時代背景を知って、戦略的に生きるために読んで損はない一冊です。 リンク 戦略的に教育現場を乗り切ろう! 四月からワクワクしている教師の卵の皆さん、学校現場を是非楽しんでください。 まつお先生 どんな学校に配属になるか、ドキドキしていることでしょうね。僕にもそんな時代がありました。 ロケットスタートを切るために、この数週間は知識をインプットすることをお勧めします。残念ながら現場はめまぐるしいので、仕事始めてからはゆっくり読み込む時間が取れないと思います。 心の友 特に今年はコロナウイルスの臨時休校で大変な状態だからね~… だ・か・ら! 今がチャンス! まつお Lv.27 先んずればなんちゃらです☺ 最後になりますが、教師は自分の経験を力に変えることができる職業です。本や映画などで心を洗ったり、自然を満喫したり、旅行をしたり、ライブに行ったり、そんな日常から豊かな人間になれたら幸せですね☺ 皆さんの教師生活が豊かになることを祈っています。 ▼2019年夏にお勧めした本はこちら▼ https://chibikko-blog.com/osusumebook/ ▼教育に関する記事はこちらにまとめています▼ https://chibikko-blog.com/sensei

  • 中堅教師が初任者や若手教師にオススメしたい本5選

    若手の先生方の中には「何だか学級経営が上手くいかない」「もっと改善したい」と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。 僕は初任の頃、毎日が嫌で嫌で仕方ありませんでした。 「明日が来るな」とベッドにうずくまって3時間経過とか普通にありました。恥ずかしい話です。 [ふきだし icon="https://chibikko-blog.com/wp-content/uploads/2022/08/30代.jpg" align="left" col_border="#000" col="#dbf0d9" type="speaking" border="none" icon_shape="circle"]でも大丈夫。いつかそんな自分を振り返って笑える日が必ず来ますから。[/ふきだし] この記事では、意気込んで教育現場に踏み出したけど経験が浅いために解決の糸口を見いだせていない先生に向けてオススメの本を紹介します。 この記事を是非とも読んで欲しい人 学級経営や仕事の生産性を向上させたい人教師としての力量・指導技術を高めたい人価値観を洗練させたいが方法が分からない人 生産性向上は必須|さる先生の「全部やろうはバカやろう」 学校の生産性を上げる まずはこちら。twitterで有名な坂本良昌さん(@saruesteacher)の著書です。 リンク 本音を言えば学年主任の先生や管理職に読んで欲しい。 この本には、子どもを伸ばす教師の仕事の質は落とさずに、時間や労力などのコストを減らすこと(=教育の生産性)に関する考え方や具体例が盛り込まれています。 [ふきだし icon="https://chibikko-blog.com/wp-content/themes/isotype_001/functions/gutenberg/balloon/image/icon_biz_man.png" align="left" col_border="#000" col="#dbf0d9" type="speaking" border="none" icon_shape="circle"]働き方改革の意識を変える考え方や、具体例がたくさん挙げられているのでお勧めです。[/ふきだし] 現役の先生が書いている本で写真もたくさん使ってくれているので、共感できました。 著書の中に掲示物についての話題がありました。 画鋲で止めていたのですが、それよりも良い方法があることを知りました。 \掲示のオートメーション化/☑︎習字ホルダー→子どもが入れる☑︎A4クリアホルダー(ワークシート等)→子どもが入れる☑︎壁面上部の養生テープステアー+ツーダンクリップ→図工の鑑賞後に連結して持ってこさせ教師が掲示放課後に掲示するのではなく、極力授業時間内に終わらせる。 pic.twitter.com/S32jKJWjtt— さる@小学校教師|Y.SAKAMOTO (@saruesteacher) September 18, 2018 私はずっと画鋲を使って掲示物をしていたのですが、さる先生の言う「付随作業」のオンパレードだったことを知りましたね。 違うやり方に変えたら凄く楽になりました。 意外とこういう現場ですぐ使える知識って教えてもらえないじゃないですか。 図解もありますのでお好きな方で。 リンク 僕も働き方改革に関しては記事にまとめています。 https://chibikko-blog.com/kaerou/ 教育の土台となりうるアドラー心理学|嫌われる勇気、幸せになる勇気 指導に哲学を 私が一番好きな本です。 教師として生きる一番の指針となった本です。救われました。 リンク 教師向けに執筆したのか?と思うくらい、普段から子ども達と接する教師にとって有意義な内容のオンパレードです。 特に下の人にはクリーンヒットです。 確かな教育の軸を作りたい感情的に指導をしてしまい反省するそもそも教師に向いていないと悩むもっと優しくなりたいと思う ただ、タイトルを見ると、このように思いませんか? 相手から嫌われても良いと思いなさい子どものために指摘するのは悪くない課題は指摘して良い方向に導きなさい タイトルから受け取れる、こんなメッセージは「嫌われる勇気」で語られることと違うので、是非読んでみてくださいね。 [ふきだし icon="https://chibikko-blog.com/wp-content/uploads/2022/08/30代.jpg" align="right" col_border="#000" col="#dbf0d9" type="speaking" border="none" icon_shape="circle"]実際にはこの本を読んで私の指導はこう変わりました!![/ふきだし] ポジティブに考えられるようになり、子に強要をしなくなり、寛容的に子どもと接することができるようになりました。 不用意に首を突っ込まなくなったんですね。 私はADHDの子を担任していて、その子が勉強はしないし暴力的な行為を取ることもあって悩んでいました。 薬も服用する前で、荒れていた時期でもあったのです。嫌われる勇気を読む前の私は、その子と接する時に [ふきだし icon="https://chibikko-blog.com/wp-content/uploads/2022/05/2558718-e1653178921713.png" align="left" name="過去のまつお" col_border="#000" col="#cee0f0" type="speaking" border="none" icon_shape="circle"]何とかさせなきゃ…。このままでは…。[/ふきだし] 自分を追い詰めていました。 この本は、固定観念で固まっていた私の心をほどくような気がしました。 嫌われる勇気の言葉を借りれば「課題の分離」をしっかりして、「最終的な責任を引き受ける人」は誰かを考えました。 そして「私ができることを粛々とする」ことに徹しました。 変わるか変わらないかを決めるのはADHDの子ども自身と考えて、サポートを続けました。 [ふきだし icon="https://chibikko-blog.com/wp-content/uploads/2019/05/usually.png" align="left" col_border="#000" col="#f6f3f1" type="speaking" border="none" icon_shape="circle"]不思議なもので、アドラー心理学がしっかり入ると、子どもに優しくなれるよね[/ふきだし] 切羽詰まった自分の心に余裕が生まれ、適切な対応ができるようになるのです。 自分の中に「教育の指針」が生まれたんだなと思って嬉しくなった記憶があります。このような体験を皆さんにも是非してもらいたいです。 「嫌われる勇気」を読んだ後には「幸せになる勇気」をオススメします。 リンク 嫌われる勇気が、哲人と青年による対談形式の理論説明書だとすると、幸せになる勇気は具体的な取り扱い説明書です。 実際に教育現場でアドラー心理学のノウハウをやってみたけどダメだったじゃないかと憤慨する青年の怒りからスタートしていますので面白いですよ。 二冊しっかり読むことでアドラー心理学が整理されます。 もし嫌われる勇気を既にお読みで幸せになる勇気をまだご覧になっていない人は一読をオススメします。 自分の中に学級経営の芯を持ちたいと願う先生に|学級経営の教科書 学級経営を知識武装 次は学級経営に関する書籍です。 こんな悩みが一年目は強かったのです。 [ふきだし icon="https://chibikko-blog.com/wp-content/uploads/2022/05/2558718-e1653178921713.png" align="left" name="悩むまつお" col_border="#000" col="#cee0f0" type="speaking" border="none" icon_shape="circle"]クラスをどうやって良くしていけば良いか分からない…。隣のクラスより落ち着いていないことは分かるけど、どうしてなんだろう[/ふきだし] 教師になってまずする仕事が「学級経営」な訳ですが、大学でも現場に入ってからも大して指導されないですよね。 誰もが感覚的に学級経営をしていく気がします。 そのため、教師は自分から学級経営を積極的に学んでいく必要があります。この本はこんな人にオススメです。 「学級経営」を体系的に学んでみたい感覚で行ってきた学級経営を理論的に学び直したいクラスを落ち着きと愛のある学級にしたい リンク 学級経営には、二つの側面があるそうです。 [ふきだし icon="https://chibikko-blog.com/wp-content/uploads/2022/08/yamako.png" align="right" name="やまこ" col_border="#000" col="#fcdcd7" type="speaking" border="none" icon_shape="circle"]学級経営の側面とは・・・?[/ふきだし] 学習指導のためにいかにコントロールできた組織を作るかという考えを狭義の学級経営。 人間関係作りや集団作りを含めた子ども達の自治的な参画を求めていくのが広義の学級経営だそうです。 学級経営が、一部の子を排除する構造になっていないか。 絶対に指導を必要する事項は何か、子ども達を導き育てていく事項は何か。具体的なポイントを示してくれているので分かりやすいです。 印象的な言葉がありました。 学級を「不安と危険に満ち満ちた格闘場」にせず、「いろんな人や出来事に出会える魅力的な場所」にしていく。 そのために自分をアップデートしましょう。 道徳の授業を一段階レベルアップしたい先生に|道徳読み 道徳教科書をフル活用する指導法 道徳の授業はむずかしいなあといつも思います。 [ふきだし icon="https://chibikko-blog.com/wp-content/uploads/2022/05/2558718-1-e1653178946298.png" align="left" name="やまこ" col_border="#000" col="#cee0f0" type="speaking" border="on" icon_shape="circle"]また道徳の授業が全然うまくいかなかった…困ったな…[/ふきだし] リンク 道徳ってどのように授業をすれば子ども達に力がつくか分かりにくくないですか? 深く考えず授業をしてしまうことがありました。 学校の赤刷りで板書例を見て、その通りにやろうとしても何だか上手くいかない経験が多かったです。 でも当然なんですよね。 教科書で想定している目の前の子どもと学級にいる子どもでは違うわけですから。 この本は「道徳読み」の本ですが、道徳って何だという初歩的な所から、学習活動で何をねらっていくのか説明されています。 この本をバイブルに、一度経験してみると良いですよ。 実は私も購入してみるまで [ふきだし icon="https://chibikko-blog.com/wp-content/uploads/2022/05/2556501-e1653178826803.png" align="left" name="まつお" col_border="#000" col="#f8ea85" type="speaking" border="none" icon_shape="circle"]どうせ大したこと書いていない本でしょ。自分で考えた授業の方が良いに決まってるじゃん。本になんて頼らないよ。[/ふきだし] と思っていました。 (超生意気ですね。) それは違います!! 頼れるところは頼りましょう。 ただでさえ経験の少ない先生なら尚更です。まずは真似て、そこから自分なりのスタンダードを作っていけばよいんですから。 もう少し道徳読みについて知ってみたいという方はこちら。 https://chibikko-blog.com/doutokuyomi おわりに 今日は初任者の先生や経験の浅い先生に、おすすめしたい本を五冊リストアップしてみました。 どの本も今の私を形作ってくれている本です。 本との出会いも教師の在り方を作っていく一つの大きな要因だと記事を書いていて考えました。 私も読書に励みます。