こんにちはまつお(@matsuo_edu)です。
今日は、初任者の辛さはどこから来るのかというテーマです。
未知へ向かう事への精神的負担
知らない世界へ足を踏み出すことはとても負担が大きいです。学級運営で必要な事も、運動会などの行事に向けて取り組むべきことも、把握している状態とそうでもない状態ではまるで負担感が違います。
そうは言ってもねぇ・・・
1年目と2年目では疲労の感じ方がまるで違います。人生2回目の「強くてニューゲーム」ができれば良いのですが、RPGのようにはいきません。
そこで、おすすめなのがtwitterを利用することです。twitterの中には教員が山ほどいます。正に「オンライン職員室」がtwitterには展開されています。
有益な情報、労働問題、授業に関する事、様々な情報が流れています。
それらの必要な部分だけを取り出して自分の糧にする。この時代ならではの心の準備ができるはずです。
何よりtwitterは面白い!
慣れて来たら自分も発信することでアウトプットできますが、まずは情報を受け取るだけでも大きな前進だと思います。下にオススメのアカウントを紹介しますので、フォローして勉強をしてみてください。
この時代ならではの情報活用能力です^^
理想と現実とのギャップに悩む
これは仕方ないです。
教員採用試験を受けて、夢見た現場が実は過酷な労働環境だった…なんて気づきが生まれるかもしれません。自分の働き方、授業に対する思い、子どもを育てる事への期待、信頼関係の構築の難しさ、思い描いた世界との違いは多かれ少なかれあるでしょう。
しかし、それは今まさに自分のスタンダードが更新されている証拠です。いわば、あなたが次のステージへ進むその狭間にいるということ。不安定な時は辛いものですが、ギャップを感じるからこそ、「もっとこうしよう」と改善も生まれるのです。
サイヤ人が強敵と戦うたびに強くなるように、上手くいかないという経験が教師としてのあなたを強くする。1年目、苦しい時期もありますがその辛さもあなたがアップデートされていくことで緩和したり対処法が見えてきたりします。
ただ、そのまま死んでは元も子もありません(笑)
ですから、この時期に必要なのは心身のバランスを保つこと。
死んだら元も子もないぞベジータ君。
適度に休みながら、学校以外のことを考えたり美しい物に触れたり、ゆったりとした時間を意識的に作ることです。それが、恋人かもしれません、映画や音楽かもしれませんね。私生活の潤いは、教師としての「こんなはずじゃない!」を解消していくためのエネルギー源になってくれるはずです。
初めての保護者対応
保護者はあなたのことを「1年目だから仕方ないわね」というニュアンスで見ています。強い言い方をすれば最初から期待していません。
ですから必要以上に自分を大きく見せる必要はないのです。私は「いつもすみません。」と常に口にしていました。だって、隣のクラスの先生方より上手くできている自信なんてこれっぽっちもないわけですからね。
戦略的な低姿勢」はある意味で、学校現場を生き抜く力になるかもね^^
それでも、何かあったら先手必勝で意識的に連絡を取っていました。
保護者対応をする時の重要な点は、簡単に言えば「先手必勝=不安を作らせない」です。保護者が不安になるのは担任が我が子を見てくれているか分からない不安や情報不足による漠然とした不安感です。だから、「些細な事でも連絡が来る」=「よく見てくれている」の担任評価につながります。
これは何もちょっとしたことでも電話しろという話ではなく、誠実に対応することに加えて、少し先手必勝を意識するだけです。「先んずれば人を制す」という言葉がありますが、「先んずれば(保護者の)不安を最小化することができます。
その積み重ねが『信頼の芽』を育てることになるでしょう。
同僚関係、職員室での疲弊
よくお局様から気に入られないと大変…といった話や管理職とうまくいかないと大変なんて話が飛び込んできます。人間関係は煩わしいですよね(笑)僕もあまり得意な方ではありません。同僚関係の不満は、すなわち思い通りにならない不満です。
誰もが、自分の思い通りになって欲しいと思っていますからね」
学年主任が不満に思っているならば、それは学年の先生方が思い通りに動いてくれないからです。結局は縦の構造で、下の職員が思い通りに動いてほしいと思っています。つまり、自分より上の立場にある人の思い通りに動ける人=信頼される人になるのです。どこの世界だろうと、程度の差はあれ事実だと思います。
上が何を求めているのか、観察していないとだめってことか・・・。
しかし、学校現場の大いなる問題点は、定時時刻を過ぎても働き続ける人を信頼する傾向にあることです。今の現場ははっきり言って時間内に仕事を終了することはできません。明日の授業の準備を職員室や教室で時間をかけてするなんてことはできません。(本来的にここがおかしいのです。)
担任が二人になれば良いですが資金的に無理なんですよ。
すると、どういうことが起こるか。時間外に集まって児童会について話をしたり、授業について話し合ったりするようになるのです。管理職も同じで時間外に職員室に残って仕事に取り組む人(=扱いやすい人)を大事にするようになります。
僕はそういった世界を見て、長時間学校にいることは損をすると思うようになりました。僕は管理職を目指している訳でも、教育委員会などの行政に出たいわけでもありません。ですから、必要以上に媚を売る必要はありません(笑)
校長になりたい!なんて思っている人とは感覚がまるで違うと思うのでそこはお手柔らかに^^
そうして僕が経験から出した答えは「定時退勤をする」です。不必要な雑談、仕事以上の関係になる必要性も意義も僕にはありません。
しかし、定時退勤をしていても、尊敬すべき先輩は必ず見つかるものです。その人を追いかけることを強く勧めます。勤務時間内にね^^
中には物凄く信頼できる同僚に出会うこともあるでしょう。
若手であればメンターのような先生を早く見つけることです。学校の大多数の先生とは適度に接し、メンターとなってくれる目指したい先生のことを追いかける、そんな風に同僚との関係を分けていくと楽しいかもしれませんよ^^
学校はストレス耐性が求められるからこそ
ここまでご覧になってどうでしたか?
1年目は強いストレスを抱きやすい時期です。そして、学校現場はストレスフルだからこそ、生まれる感動もあります。卒業式なんて格別ですね!
大変だからこその、素敵な場でもあります^^
1年を終えた後、子ども達を見るあなたの目は間違いなく変わっているはずです。どんな初任者もが、4月当初の好奇心に満ちた目から、慈愛に満ちた目へ変化していって欲しいなと強く思います。
実は僕、投資をやってまして経済の本や企業人向けの本をよく読みます。そういった違う業種の本から学校現場に生かせることが実は多くあります。大海を知ることが息抜きになると、教師としての幅も出てくるかもしれませんよ^^
では、またお越しください^^
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