教師の心が折れる時~授業中に泣いた先生・講師に潰された先生~

当ページのリンクには広告が含まれています。

こんにちは、まつお(@matsuo_edu)です。

今日はなかなかインパクトのあるタイトルですね。小学校に勤務する僕が見聞きした中でも、教師の心が折れていく場面には何度か遭遇しました。その時の様子、状況などを分析しながら、我々はどう教職に向き合えば良いのかを考察しました。この「教師の心が折れる時」は、既に販売されている書籍(Amazon評価4.3の良書)と同じです。まだ未読の方にはオススメいたします。

それではよろしくお願いします。

目次

教師の精神疾患は多いと言われる

教師の精神疾患は多いと言われています。やはり膨大な仕事量ですし、個人事業のような側面もある上に、制約の中で行わなければなりません。遣り甲斐に魅力を感じていたけどエンドレスな仕事に「もういやだ」となって、バーンアウトする教師がいるのも事実です

僕の周りでも、休職する教員はやっぱり毎年のようにいますね。今回この話を取り上げることによって悩んでいる人の救いになったり改善策が見いだせたりすると嬉しいです。

研究授業への取り組みで心が折れた若手教諭

同僚の若手教諭の話。採用されて確か3年目ぐらいの若い女性の先生だった。彼女は普段の授業にもなかなか自信を持てず、手ごたえを得られないまま研究授業の授業者になって、ネガティブな感情に覆われていた。そんな中、指導案検討ということで、研究主任に指導案を提出すると大幅に口を挟まれて変更することになった。

それだけならまだ良いのかも知れないが、この先生は研究主任のことが大の苦手だったのだ。

woman in white long sleeve shirt standing on brown grass field during daytime

その研究主任は、体育主任と研究主任を交互にやっているようなバリバリの方で、きわどい意見もするし、相手の気持ちを考えるということがなかなかできない男性だった。自分は子どもへの影響力があるため、高飛車になっているような雰囲気が僕から見てもあった。

ある時、研究授業の前ということで、普段の授業の様子を見に参観予定の先生方が集まった。勤務校ではそういう文化があったのです。研究授業とは違って和気あいあいと授業を見て、学級の雰囲気を感じ取って先に退出しても良し最後までいても良しという緩いスタイルで、楽し気な雰囲気のことが多いのですが、この時は違いました。

授業中に涙を流し泣き出した女性若手教諭

なぜなら、苦手な研究主任が開始前から教室に入っていて、すっかり授業者の女性の先生が硬直していたからです。途中、頭が真っ白になってしまったようで、発問もどうしたら良いか分からなくなり、結局その先生は泣き出してしまいました授業中にです。子ども達も驚きますし、参観していた我々も驚きました。でも、教室は子どもと先生のもの。外野が口をはさむのも変ですし、見守っていたところ、最後は立ち直り、何とか授業を終えました。

女性, 悲しい, 肖像画, 泣いている, 絶望的な, 意気消沈した, 泣く, 絶望的です, 損失, 10 代

研究授業への取り組みで「良い指導をしなくては!」とプレッシャーがあったことでしょう。それに、嫌いな同僚がいる精神的負担は相当大きいものです。

この先生は結局、もうあそこまで落ちたから立ち直ろうと吹っ切れて、その後は前向きにさまざま取り組むようになりました。ただ、正直あのまま心が折れて休職に入ってしまう先生もいるだろうと思います。彼女は強かった。それだけのことです。

まつお
まつお

授業者へのリスペクトを忘れてはいけないし、圧力的な関わり方なんて、もってのほかですね。

同僚からの攻撃によって心が折れた中堅(ベテラン)教諭

これは聞いた話です。

非常勤講師の先生が、学習支援として入っていた時の事。担任の先生がする授業に毎度文句をつけたそうです。「こんな授業ではだめだ」とか、「このやり方にするべきだ」とか、非常勤講師の身分で言っていたそうです。僕が今、身分と使ったのは何もその役職を侮辱しているわけではありません。

僕の学級も40人学級で大人数のため、非常勤講師の先生に助けられています。ただ、その先生は担任と、役割の違い・決定権の違いをよく分かっていらっしゃいます。

学級の舵取りはもちろん、担任の役目です。それを非常勤講師が批判する、改案しようとするのはもってのほかではないでしょうか。担任のやり方があまりにも酷いとかなら話が別ですよ。まっとうな先生なのに、自分の言いたい事ややりたい事を押し通す非常勤講師は無しだろうという話です。

何日も、何十日も、1学期も、2学期も、その状態が続いて、管理職も把握して注意していたのですが直らずに結局、その担任の先生は休職、その後自主退職されました。教務主任まで務めた優秀な方がです。何とも悲しい気分になりました。

助け合うはずの同僚から、攻撃されて退職。子どもを育てるはずが、大人から攻撃されて退職。悲しすぎます。

心が折れるのは同僚との関係がほとんどではないか

ボクシング, スポーツ, ボクシングの試合, 運動選手, ボクサー, Uppercut, パンチ

僕の経験上、小学校教師の心が折れる大概の原因は同僚にあります

どれだけ教室が荒れていても、職員室の仲間がしっかりサポートしてくれる、安心できる存在であれば我々は前に進むことができるはずです。同僚という存在が安心させてくれる職場であれば最高ですね。今回の、苦手な人がいて精神パニックになってしまった女性教諭、同僚から攻撃されて退職した教諭の例を受けて、皆さんはどう思いますか?

心の友
心の友

人間関係って本当に難しいよ

自分ならどうするか考えてみました。

非常勤講師が相手なら、きっと徹底的に戦うと思います。管理職に相談、他の同僚に助けを求めつつ情報を出していく。ただ力のある同僚が相手だと正直きついです。その場合は、戦わずに一時期が過ぎるのを待つしかないかもしれません。研究授業という期間が終わればどうせ何も言わなくなるはずだ。と長期的な計画を視野に入れることで少し気が楽になるかもしれませんね。解決方法とは違いますが、そんなことを考えました。

皆さんが、この記事から思った事を是非twitterで教えてくださいね!最後まで読んでくださりありがとうございました(^^)/

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

家計管理と資産運用に取り組む現役の小学校教師。将来はサイドFIREを目指して資産作りに努めている。2021年に第一子誕生し、父親となる。教師の幸せな働き方を追求すると共に、教職からの脱出を試みている。

コメント

コメントする

目次