思考ツールを使って小学校3年の国語と社会を深い学びへ

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みなさん、こんにちは。まつおです。今日は思考ツールのお話です。

まつお先生
まつお先生

いよいよ新指導要領が近づいてきましたね。早速ですが皆さん、思考ツールは使っていますか?

心の友
心の友

思考ツールとか、考えるための技法とか、いろいろ言われているけど、実際どうすればいいか分からない!…

この記事では3年生の文系教科でどのように思考ツールを使って授業を展開しているかお話します。あれにも使えそうだ、と広げてもらえればうれしいです!

目次

国語で思考ツール 小学校3年 すがたをかえる大豆 

3年生の「すがたをかえる大豆」では、筆者の説明の仕方について考えました。

単元の後に、「食べ物のひみつ教えます」という書くの単元があるので、そこで書く目的のためにしっかり読もうと展開しました!

心の友
心の友

筆者と同じように「すがたをかえる○○」という風に作品を書くぞ~!

一通り、牛乳がチーズに変わるとか、ヨーグルトになるとか調べた後に、熊手チャートを使いました。

書かせたのは次の二つです。

  • すがたを変えた後の食品は何かを「色付き」で書く
  • どんな工夫があってすがたが変わっているのかを文章で書く

5個か6個、すがたを変えている物を紹介する説明文を書いてほしかったのでこのフォーマットを使使用!なんと1枚で、本番の文章を書く時の構成ができちゃうんです!

ところが、実はこれ、狙っていた使い方ができなかった!

まつお先生
まつお先生

本当は、付箋に書いて、筆者の説明の工夫を受けながら自分ならこういう順番で説明する方が良いなあと考えられるようにしたかったんでした。 ところが、付箋の用意を忘れ…。

仕方なく書いた後に、順番は後で鉛筆や赤鉛筆で書き直してねと話をしました。

意外とそれでも大丈夫でした。

ここらへんは子どもの実態や先生が準備できるかどうかの微妙な加減で良いと思います。付箋でやると無くすリスクも考えられますし!残念ながら我がクラスは、「したかったけどできなかった」です。思考ツールはこちらの書籍に導入から具体例まで載っているので参考になりましたよ!

社会で思考ツール 小学校3年 店ではたらく人

3年生の社会科は、何かと何かを比べることで身近な地域社会の見方を深めていく教科だなと思っています。

比べる、比較する時にとても有効なのが「ベン図」です!!

まつお先生
まつお先生

勤務校ではぶどう農家について詳しく調べ学習を行ったので、りんごを育てている農家さんはどんな仕事をしているのか調べて比べました。

社会科では実に多くの比較ができるので、ベン図は滅茶苦茶に使えます。

他には商店で働く人の単元でも使いましたね。

スーパーマーケットが、お客様のためにさまざまな工夫をしていることを学習してきました。その上で、そんなに便利なら他のお店はいらないんじゃない?と子ども達に問いかけました。スーパーについての限定的な知識にしたくなかったからです。もう少し一般的な知識まで引き上げたかったのでした。そんなにスーパーが便利ならスーパーだけでいいよねと。

でも、コンビニもたくさんあるしドラッグストアもあるよと子ども達は言い出します。じゃあ、スーパーとコンビニを比べてみようよ。

まつお先生
まつお先生

スーパーはお客様のための工夫をたくさんしていたよね、コンビニでも同じ工夫をしているのかな?また少し違う工夫をしているのかな?

早速ベン図を渡していくと、子ども達は一目散に書きます、すごい勢いで鉛筆が進みます。

やっぱり身近なことは、子ども達の食いつきが違う。

それも、箇条書きと違って、ベン図はどこに書けばいいか一目瞭然です。

考えることに集中できる、これが思考ツールの圧倒的な良さです。

まずは特徴を書いていく。共通点も次々に埋まっていく。

そして、教師が想定していた範疇を超えた気付きが生まれ、ベン図の使い方にも創意工夫が見られるようになっていきました。

横に区切って使ったり、ベン図の中を更に分類したり。子ども達は、思考ツールを自分の武器にし始めます。

こうなれば占めたもんですね。

まつお先生
まつお先生

あれれ、指示もしていないのに、この場面でベン図を使っているじゃないか!すごいなぁ子ども達!

学活でA案が良いかB案が良いかを考える時に使っていたり、国語の場面の比較をする時にベン図を使っていたり、こうやって思考ツールは広がっていくんだなあと今年はすごく驚きました。

とにかく使ってみると、予想外にプラスのリターンが得られる良さがあるのも思考ツールの特徴だと思いました!

https://twitter.com/matsuo_edu/status/1199269861316120576

最初は得体の知れないツールですが…成長する思考ツール

勤務校では総合学習主任が思考ツールを使い始めていたんです。

まつお先生
まつお先生

うわ~なんかまた難しそうなことをしているな。じっくり考えれるようにしているんだろうけれど、俺にもこれ使いこなせるのかな…。

と及び腰になりまくってました(笑)

だって、難しそうじゃないですか。

どう課題を提示していくのとか、考えた後にどうまとめるのとか、考え出したらきりがないんですよね。でも使い始めてみると、子ども達がガッツリと食いついてきました。

彼らの姿を見ていて思いました。

まつお先生
まつお先生

子ども達って考えるのが好きなんだな。授業中に考えていないように見える時は、考えるべき内容が薄いか、指示が適切じゃないんだな~。だって思考ツールでフォーマットされれば、めっちゃ考えているんだもの。

まずはやってみる!

子ども達に試す前に、先生ご自身が思考ツールに当てはめて授業を考えてみたりすると面白いですよ☺

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この記事を書いた人

家計管理と資産運用に取り組む現役の小学校教師。将来はサイドFIREを目指して資産作りに努めている。2021年に第一子誕生し、父親となる。教師の幸せな働き方を追求すると共に、教職からの脱出を試みている。

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