こんにちは、まつお(@matsuo_edu)です。
学校で働く「非常勤講師」の仕事内容や給料などの待遇について気になってはいませんか?
採用前に大まかな話はありますが、実際の内容と違うこともありますし、内部の声を届けるのが大事かなと思いました。
教員にも、正規採用の教師・常勤講師・非常勤講師といろいろな役割の方がいますが、今回は「会計年度任用職員(非常勤講師)の仕事内容や給与についてみていきたいと思います。
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会計年度任用職員とは?非常勤講師との違い
会計年度任用職員?
そもそも皆さん会計年度任用職員って聞いたことありますか?
会計年度任用職員とは、1年度を任期の上限とした非常勤職員のことを言います。
令和2年4月から、地方公務員法等の改正により、これまでの非常勤職員という名称から会計年度任用職員へと変更になりました。
会計年度任用職員は短時間の勤務であっても、一般的には身分は公務員と同じ扱いを受けます。
身分的には公務員と同じ扱い!?なにぃ?
フルタイムとパートタイムに分かれる
会計年度任用職員には、二種類の職員が存在します。
- フルタイム:従来の常勤講師
- パートタイム:従来の非常勤講師
令和二年度の調査では、約62万人いる職員のうち約7万人(11.2%)が①のフルタイムで、残りの約55万人(88.8%)が②のパートタイムだそうです。
ちなみに、これは地方公務員すべての「会計年度任用職員」対象の調査であり、教員に限定すれば少し数字は変わる点にご注意ください。
それでもパートタイムの人(非常勤講師)が多いようですね!
「副業・兼業」は認められているのか?
皆さんが気になるのはこの副業・兼業だと思います。
一般的に「フルタイム」の勤務の場合は正式採用と同じように副業・兼業は制限されていて、任命権者の承認が必要になります。
反対に、「パートタイム」の勤務の場合は、副業・兼業が可能になります。
正規より給料少なく不安定な採用しているから「副業ダメ」って言うのはね…。パートの人達には副業を認めている訳ね!
ただし、兵庫県西脇市のように、パートタイムであっても申請を出すように通知を出している自治体もありますので、勤務先の自治体の要項をよくご確認いただくのが無難だと思います。
うちの自治体は「どうぞご勝手に」スタイルなので、がんがん進めます♪
神奈川県の場合は、「副業して全然OKだけど校長には提出してね」という感じでした。
一般職の公務員なので以下のような義務が生じます。また、懲戒処分等の対象となります。
〇服務の宣誓 〇法令等及び上司の職務上の命令に従う義務 〇信用失墜行為の禁止 〇秘密を守る義務 〇職務に専念する義務 〇政治的行為の禁止 など
※営利企業への従事等の制限はありません。ただし、校長への届出は必要です。
服務・懲戒地方公務員法上の服務の規定が適用され、かつ、懲戒処分等の対象となります。
パートタイムの会計年度任用職員は、営利企業への従事等(兼業)を行うことができます。ただし、兼業についての届出が必要になるとともに、以下のような場合に該当しないよう注意してください。
・兼業先の業務が、信用失墜行為にあたるおそれがある場合。兼業先の業務が、公務の公正な遂行を害するおそれがある場合。・兼業先の業務が、職務の遂行に支障を来すおそれがある場合
調べた結果、全ての自治体が副業について規定を公開している訳ではないようです。
不安な場合には校長に確認するのが良いでしょう。
そして、副業をするなら、子どもや保護者の目も気にならないひとりビジネスがオススメです。
非常勤講師の「給料・報酬」について
給料などの待遇
給料や報酬は最も気になる所ですが、自治体や年齢によって報酬は異なるようです。
twitterで呼びかけたところ、2名の方が教えてくださいました。私の体験談と合わせて3名分の紹介です。
COZYさんの例(27歳、週29時間、時給1800円)
一人目は、COZYさんの例です。
27歳、週29時間
— ドンコモン@デジメンタリースクール (@cozy_class_box) March 19, 2022
小学校非常勤講師
手取り19でした!
時給換算1800円ほどです。
週29時間(6時間×5日程度)で、手取り19万です。
主な仕事では、高学年の算数の授業もなさっていたそうです。
仕事の内容は自治体によって思いっきり違うようなので、引き受ける際は「授業をするか」確認した方が良いと思います。
ときおさんの例(時給1,370円)
次に、ときおさんの例を見ていきます。
ご参考までに。
— ときお (@hikarunagase) March 19, 2022
ある県では時給1370円✖️1日6時間✖️5日✖️4週=支給額164,400円
税引き前、諸手当なしの計算でです☺️
ときおさんは、時給1370円だったということです。
COZYさんと比べると、給料が安くなりましたね。働く時間数は同じようなものですが、給料は差があります。物価の違いがあるのでしょうか。
やまこの例(30歳、週30時間、日給9000円)
私の自治体は、時給制ではなく日給制になっています。
1日あたりの勤務時間は9000円なので、時給に換算すると1500円ですね。年間勤務日数が約200日ですので、年収は180万円になります。
主な仕事内容は、担任の補助業務です。
私は、人数が多い学級に配属され、その支援をするという立場になっています。
同じ職種で採用されている人には、家庭学習のノートの丸付けを担っている人、T2で支援にあたる人と同じ非常勤講師と言っても様々ですね。
もちろんこれは、全て私の自治体の講師なので給料は一緒です。実際の業務は、学校に配属になって、管理職から何をお願いされるかで違ってくるようです。
結論としては、自治体や非常勤講師としての仕事内容によって全然違うことが分かりました。
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