こんにちは、まつお(@matsuo_edu)です。
働き方改革が叫ばれて、働き方改革に資する書籍が人気になるなど教師と効率化は切っても切れない関係になりましたね。
初任校時代から定時で帰るというポリシーを持って仕事に取り組んできました。
今日は教師の働き方について、主に定時退勤のコツについて書いていこうと思います。
新年度が始まり、忙しい四月ですが私生活も充実させていきたいですよね。
定時退勤について、実は最近意識する会話が多かったもので、今回書こうと思いました。
僕は現役のアラサー小学校教諭です。
主に校務分掌としては情報主任(GIGA担当)を中心に取り組んできました。
そのため、ICT×定時退勤の内容が多いかもしれません。その点はご容赦ください。
①「会議の後に書類を作り直す」をやめる
「6年生を送る会」の提案を生徒指導部で揉むとします。
その時に、多くの方は印刷したプリントを使って話し合い、紙に赤ペンで書き込みを入れている様子を見かけます。
会議後に、思い出しながら提案資料を修正し、職員会議に向けて準備する…教員によくあるこの流れ、無駄すぎませんか?
会議にPCを持ち込み、提案しながら議事録としてメモを取り、話し合って出た改善点はその場で提案資料(Word文書)に修正を入れます。
メインで進める場合には大画面に映しながら話し合いをします。
またはteamsでビデオ会議を行いコンテンツ共有をしながら進める方法もありますね。
この方法を使えば、会議が終わった時点で提案資料は完成です。
この後から「話し合いの時と違うじゃん!」なんて失敗が生まれなくなります。時間が経つほど脳内で自動修正される可能性がありますからね^^;
まあ、この方法はスキルが必要です。
ある程度のタイピング能力、会議をゴリゴリと前に推進させるコミュ力、資料作成能力などでしょうか。
僕はまどろっこしい会議が大嫌いで、自分で司会を買ってこのようなスキルが身に付きましたので、場数を踏めば誰でもできるようになると思います。
②提出すべき書類は「速攻で出す」
校長先生から人事関係の書類、学校事務さんから出る書類などがありますよね。ああいう類の物は速攻で終わらせます。
当日中か、翌日の朝までには終わらせて提出までしています。
この理由は、相手が自分のペースで仕事を終わらせるようにして自分への信頼を高めることと、脳のメモリに「あれやらなきゃ」という負担を作らないためです。
将来の負荷があるほど人間の生産性は減るとどこかで見聞きしました。おすすめです。
③授業準備は「邪魔されない環境」で行う
職員室で授業準備をする方は多いと思います。
変な話ですが、僕は授業準備は絶対に職員室では行いません。
その理由は、話しかけられて集中力という貴重な資源を破壊される可能性が極めて高い場所だからです。
算数の面積の単元構成を練っている時に、児童会の話をされたら授業の思考は中断せざるを得ませんし、深まりません。
時間だけが無情に過ぎていきます。
では、どこでやるかというと僕の場合は家です。
基本的には、空き時間を使って授業準備を教室でやります。
後は、妻子が寝た後(8時~10時ぐらい)に授業準備をやります。
家に帰ったら定時退勤の意味がないじゃないか!というご意見はごもっともですが、僕はこの方法です。根本的な解決ではなくごめんなさいね💦
④「定時で帰る人」という同僚からのイメージを確立する
「あの人は定時になったら帰る」というイメージが出来上がれば、定時退勤の難易度は一気に下がります。
本来、定時退勤は悪でもなんでもありません。
当然の権利です。
しかし、この業界に長い人は「自分たちが遅くまでいるから早く帰る人に相談できなくて困る」なんて平気で口にします。
僕は相手にしませんが実際にあります。
定時退勤を始めたての頃は、謎のマウントを取られることもあると思います。
僕も「そんなに早く帰って何することあるの?」と聞かれたり、「やること終わったの?」と聞かれたこともありました。
僕の答えはいつも心の奥底から出る「帰りたいので」でした(笑)定時退勤する理由は帰りたいからです。
それ以外に何かありますか…?(笑)
イライラしても攻撃しちゃ駄目ですよ☺
この領域に達すると、僕に相談が必要なら帰るのが遅い同僚もその時間までに何とかしようとします。
自分が合わせるのではなく、相手に合わせさせるのです。
このために、発言力は高めておいた方が良いかもしれませんね。
あの人は、早く帰るけど「できるやつ」こう思われた方が良く回ります。
仕事には全力で取り組み、それでいて早く帰るやつのレッテルを自分に張らせる。これが必要です!
⑤児童名やよく使う言葉を単語登録する
4月の最初にやることは単語登録です。
エイさんが全てを語ってくれていますので省略。
⑥スケジュールはExcelで作り、年間分を4月に作成
教員の仕事では「3週間後の火曜日の3時間目に児童会集会」というように、予定が先に入ることが多いです。
そこから逆算して物事を計画します。
この時に、一週間ごとに予定を作っていると見落としが生まれやすくなります。
そこで、エクセルを使って年間のスケジュール表を作ってしまうと大変楽です。
僕は画像のように、学校の時間割(時程)に合わせて、4月に作成してします。
これをしておくことで、予定が組みやすくなり把握も容易になります。
この「予定の把握」が実は定時退勤と深くかかわります。
予定を忘れていると突発的に対応しなければならないことが必ず出てきます。イレギュラーが生まれないから定時退勤できるのです。スケジュール管理は大切です。
⑦USBやノートを使わないで、クラウドを駆使する。
スケジュールも授業準備も、ノートで管理をしていた時代がありました。
今となっては、鉛筆で書く時間、のりで貼る時間、これすら勿体ないと感じています。
Onedriveなどのクラウドに入れておけばスマホからも見れます。全部の資料に学校のPCからも自宅からもアクセスできます。USBではなく、クラウドを使う。
個人情報は入れないように注意しましょうね。
⑧欠席者への連絡はteamsで行い、電話をしない。
勤務校では毎日子ども達がタブレットを持ち帰ります。
具合が悪い時など、保護者が仕事終わる頃を見計らって電話をするとなると余裕で6時ぐらいになります。
電話は相手の時間を強制的に奪うツールだと僕は思っているので、かけたくありませんし、かかってきてほしくありません。
そこで、teamsやGoogle classroomを使います。
4月の保護者会の時に、欠席の場合の電話はしないことteamsで連絡をすることを伝えます。
欠席の場合は具合が悪いことが考えられますので、連絡がないなと思った時には、保護者のみなさんからteamsにアクセスして確認するように追加でお願いします。
これで僕のすることは一つだけになりました。
欠席者がいた場合のフォローの連絡を隙間時間にPCから送る。
電話は心的な負担がありますが、これなら負荷が一気に下がります。
まとめ:定時退勤を望むなら覚悟を持って取り組む
この記事を書き始めたら、意外と戦略的にいろんなことを自分はやっていたことを自覚しました。
定時退勤は、もたらされるものではなく勝ち取るものですね。
今回僕が挙げたこと以外にも、たくさんの「定時退勤の種」があると思います。
是非、コメント欄かtwitterで共有していただけると他の人の参考にもなるので嬉しいです。
それでは、皆さん明日から早く帰りましょうね!
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