こんにちは、まつお(@matsuo_edu)です。僕は現役の7年目になる小学校教諭で、教員投資家として日々活動をしているものです。
今日は何かな?
今回は、これから教育実習を経験される方を対象に記事を書きます。その名も「教育実習攻略ガイド」です。教育実習は、終わってさえしまえば良い思い出になりますが、実習前に緊張しながら電話をかけたり、初めての研究授業でパニックになったりということが想像できます。
教育実習を控えた皆様が記事を読んで、少しでも実習中のイメージ像を描けたらこの記事を書いた甲斐があるってもんです。それではよろしくお願いします。
教育実習の電話は丁寧に誠意を込めて行う
学校に電話をかけるのが怖かった大学時代
教育実習前は自分で母校などにアポを電話で取る事になります。この電話で僕はかなり緊張した記憶があります。スマホを持ちながらも、なかなか電話をかけることができませんでした。目上の人に電話するといっても、バイト先の店長や大学の先生ぐらいでしたので。
学生が公的な機関である学校に電話するんですから緊張するのは仕方ないと思います。教育実習をお願いするのですから、失礼があってはなりません。でも大丈夫、以下のことを実践して下さい。
アポの電話をする狙い目の時間
学校に電話すると職員室にいる学校の職員が電話に出ます。基本的には、教頭や事務の職員が出ることになると思います。教育実習などの窓口は教頭になりますが、教頭は基本的に365日忙しい仕事です。それでも、時間帯によって大変な時間と比較的緩やかな時間があります。
例えば、夕方15時~17時ぐらいは各担任から一日の報告や相談があったりします。ですので、教育実習のアポを取る電話はこの時間帯は避けた方がベターです。ではどの時間帯に電話をすれば良いかは、①9時30分~11時30分ぐらい、②13時30分~14時30分ぐらいです。僕が教頭だとしたら、この時間帯だと嬉しいです。
それ以外はダメということではありませんので、駄目だったらまたかけ直すぐらいの気持ちで挑戦して見て下さい^^
学校側は教育実習生の時期ね程度のもの
学校にいる教師は全員実習を経験してきた訳ですから、電話を取っても「あ~教育実習のシーズンね」ぐらいに捉えます。ですので、丁寧さがあれば恐れることはありません。
ましてや、教育実習の下調べをネットでしている皆さんなら問題はないです。失礼な人は下調べなんてしませんから、皆さんは自信を持って臨んでくださいね。
ちゃんと準備している人の未来は明るいぞよ!
服装や髪型は爽やかさ第一でいきましょう
次に服装や髪型について書いていきます。
出退勤はスーツ、学校内はジャージでも可
やはり出退勤はスーツ一択です。現役教師は自家用車の場合、ジャージで通勤する場合もあります。僕も体育がある時はそうです。しかし、実習生はあくまでお世話になる身ですから、スーツが無難でしょう。
しかし、学校に着いたらジャージに着替えて一日を過ごして問題ないと思います。実習前に打ち合わせがあるはずですから、その時に服装などについては聞くと良いでしょう。
髪型は黒髪の清潔であれば何でもOK
髪型はもちろん黒髪です。逆に、茶髪などの色がついた状態で学校に来られては困ります。一般常識としてわきまえましょう。また、現職には長髪の男性もいますが、さすがに教育実習で長髪ですと「何だこいつ?」と思われること必至です。無駄なリスクは排除しましょう。
基本は黒髪×短髪です。女性の場合も、現職は茶髪も多いですが、実習生は黒髪が基本です。
ツーブロックなど校則との兼ね合いを考慮
昨今の校則見直しでだいぶ緩和されていると思いますが、ツーブロックなどの校則がある学校もあります。その時に、実習生がツーブロックだと困るという話を聞いたことがあります。中学校に行く場合には確認しておくとよいでしょう。
そして、働き始めたら是非くだらない校則は改善していきましょう。
ちなみに、小学校教師の僕はツーブロックですが普通に働いています(笑)
服装も身なりも自己紹介も爽やかに実施
ここまで服装と身なりのことを記述しましたが、自己紹介についても一言加えておきます。自己紹介は、どんなものでも結構です。子供向けですので難しいことは話さず、簡単にで大丈夫です。
時々、「手品などの一発芸を披露しなきゃいけない」と考えている実習生もいるようですが、そんなことはございません。①名前、②出身地、③好きな事、④学生時代の部活動など、ありきたりな内容で問題ないです。心配しないでくださいね。
職員室でのあいさつと、実習生紹介の集会でのあいさつと二つ用意する必要があるので準備をしましょう。どちらも明るい声で爽やかにあいさつすればOKです。
学校職員から実習生に伝えたい事
次に学校現場にいる人間として、実習生に意識して欲しいこと、知っておいて欲しいことを記述していきます。
激務の中で担当する先生に敬意をもって
教師の多忙は広く世に知れ渡っています。現在働き方改革の真っ只中ですが、忙しさが緩和されている感覚は現場ではありません。そんな中、実習生を担当する先生は日々の業務に加えて、実習生の日誌を読んでコメントをする作業が加わる訳です。ハッキリ言えば、本来しなくて良い大変な仕事が一つ増えるんです。そのことを自覚して、お世話になるという意味をよく考えて欲しいです。
あなたにできることは、①子どもにも担当教員にも丁寧に接する事、②感謝の気持ちを持つこと、③真剣に取り組むこと、上記三つです。
勿論、全員が教育実習経験者ですし、未来の学校を担う後輩達を応援したいと思っています。礼節、勤勉さ、対話ができる社交性がある人間であれば、大丈夫ですよ^^
本気で教員になるつもりで取り組んでくれ
もう一つ心構えについてです。
将来の職業選択として、実習を終えて教職に就くのも良し、違う道を選択するのも良しです。そこは個人の選択になるので外野がどうこう言う話ではありません。しかし、教育実習の最中だけでは、本当に教員になった気持ちで実施して欲しいです。
免許だけ取って他に進もうと考えている人もいるでしょうが、この期間だけでも教師の仕事にどっぷり浸かって見て下さい。どうせ教員になる気がないんだから~なんて態度で学校に来られても正直邪魔です。
こういう人が来てくれたら指導する側も力になってあげたいなと思いますよね。こんな人が来てくれたら僕は嬉しいです!
僕が体験した教育実習4週間の流れ
教育実習がどのような流れで進んで行ったのか時系列で紹介しますね。実習させてもらう学校によって全然違うのであくまでも参考程度に^^
1週目は授業参観が中心で学校に慣れる
1週目は自己紹介をして、学級に入って授業を見せてもらうことがほとんどでした。
宿題の丸付けのお手伝いをしたり、体育でマット運動のサポートをしたりもしました。黒板の前で指導をすることはなく、休み時間に汗だくになって鬼ごっこをするのが仕事みたいな感じですね。この1週間で子どもが懐いてくれると学校って楽しいんだなあという感情が芽生えてくるはずです。
また、学校の先生方からテーマごとにお話をしてもらいました。校長から学校経営についてや、生徒指導主任から生徒指導についてという風に、エキスパートから話を聞いた感じです。
2週目~3週目は授業実践を少しずつ実施
2週目からは授業実践がようやく始まりました。
僕が受け持たせてもらったのは社会科の単元と、各教科のスポット的な指導です。例えば国語なら言葉の単元や習字を、算数なら指導書のこのページの指導をお願いという感じでやっていきました。どの教科の指導も新鮮で、教科ごとにこんなに指導方法が違うのかと面白かったです。
教育実習の時は疲れるもんなのー?
1日1時間しか授業をしていなかったのですが、それでもくたくたで家に帰りました。担任とは違い、慣れない子どもと経験のない授業を行うわけですから大変です。無理だけはなさらぬよう。友達では全然寝れなかったという人もいましたが、僕は睡眠は絶対に必要なタイプなのでがっちり寝て朝に考えていました。
4週目に研究授業、送別会も実施してもらった
最終週の4週目には社会科の研究授業を行いました。
現職になった今ではあんなもの研究授業に入らないと思いますが、当時は緊張感が半端なかったです。学校から数人の先生が参加して下さって、たくさん褒めていただきました。褒められるところはなかったと思いますが、若い芽を潰しても仕方ないと思われたのでしょう^^;
研究授業の回数も担当教科もすべて学校次第
僕は上記のような流れをたどりましたが、学校によって実習内容は大きく違ったようです。僕は研究授業が1回だけでしたが、数回行って大変だったという友達もいましたし、複数教科の単元を担当したという友達もいました。担当の先生の受け持ち教科にもよるでしょうし、そこは運ですね。決まったところで頑張るしかありません!
教育実習の持ち物や必要な物は?
ここからは教育実習で必要になる持ち物について紹介していきます。思い出して書いているので、皆さんにとって必要な物だけご用意くださいね。学校に行けば、担当の先生が貸してくれるものもたくさんありますので、私財を投入しすぎないようにしてください。
①手土産…実習の潤滑油として
近所のお菓子屋さんやスーパーなどで購入して持って行きました。手ぶらで行くのも微妙だと思ったので持って行きました。お世話になるので当然ですかね。いらないよ~なんて言われる場合もありますが、今後の潤滑油として持って行った方が良いと思います。
②筆記用具…採点ペンなど
学校の事務室などから借りて使うことができると思います。ただ、僕は教育実習に行くという事で自分のテンションを上げたかったのでこれを買いました。教師=このペンって皆さんも思いませんか?(笑)
教員になった今では毎日使っていて何とも思いませんが、当時はレアなアイテム感があって使っていて満足度が高かったです(笑)
③内履き…黒や紺などの色が無難
スリッポンタイプもありますが、体育で走り回ることを考えると、紐がついたタイプの方が望ましいです。学校の先生方は黒色か、ネイビーなどの落ち着いた色を履きます。勤務校では半分以上の先生が黒の靴を履いていました。実習生も蛍光色などは避けて無難な色をチョイスするのが望ましいと思います。
④バインダー…100均でも全然OK
研究授業や普段の授業参観では立ちながらメモすることが多いです。バインダーは必須です。ただ、高価な物は必要ありません。面倒な方はネットで注文しても良いですが、正直100円ショップで買ったバインダーでも全然問題ありませんよ。
⑤手帳orA3ノート…僕はノート派
日々、ご指導いただいたことをまとめたり、指導教員が発行しているスケジュールを管理したりするのに使いました。手帳でも良いのですが、サイズ的にも自由度的にも僕はノートが好きで使っています。
子どもの様子が書けたり教室で話したい言葉などが掲載されている教師用の手帳も何種類かあるので、好みの問題になりますね。圧倒的に僕はノート派ですが!
⑥ノートパソコン…性能重視です
学校から指示があるはずですが、僕はAppleのMac Book Airを持って教育実習に行っていました。指導案を書くにもPCは必要です。学校には実習生がずっと自由に使えるPCはありません。そこで、デスクトップ型しかもっていない場合にはノートパソコンが必要になります。
ここでは僕が欲しいM1チップ搭載のMacbookAirを紹介しておきます。かっこいい…。
⑦外履き…色も比較的自由
内履きは黒や紺が多いですが、外履きは比較的何でも良いようです。運動会などでは、いろんな色の靴が並びますよ。実習生の皆さんも少し派手かもなあと思う靴でも外靴なら問題なさそうです。
考えてみれば、内履きはスーツにも合わせる必要があるため無難な色になるんですよね。外ならジャージとの組み合わせなので、何でも大丈夫です。
こういう色の靴を履いている教員も多いので、心配しないでくださいね!
⑧印鑑…毎朝出勤して押印
印鑑は持って行ってください。出勤時に押印するはずです。後は机の中に入れておけばいいですね
⑨ジャージ、軍手…手伝いもあり
体育で使用します。なぜか教師で着用率が高いMove sport。きっとあなたの実習する職場にもいるはずです。
また、教育実習では、学校で働いている人の仕事も理解することが必要ということで、業務員さんの仕事を手伝ったり、荷物運搬の手伝いもありました。学校によって異なるでしょうが、軍手を持っておくと良いかもしれませんね。(必須ではありません)
⑩お礼のメッセージカード…必要なら
実習の最後には子ども達に向けて、メッセージカードを送りました。
これは個人的な物ですので、必須ではありません。最後に子ども達にどんな感謝を届けるかは皆さんの考え方次第です。是非素敵な思い出を子ども達にも届けてあげてください。
⑪その他…宿泊学習等の可能性もある
その他の物として、実習期間内に、学習発表会がある、運動会がある、宿泊学習がある、など様々な事情が考えられます。打ち合わせ時に予定を貰いますので、確認しておくとよいでしょう!
まとめ:教育実習は爽やかに丁寧に行えば何も怖いものはない!
以上、この記事では教育実習攻略ガイドとして、以下の点についてまとめてきました。
その他必要な道具として11個のアイテムを挙げさせてもらいました。
皆さんの教育実習が実りあるものになりますよう祈念しつつ、終わりにします。最後までご覧いただきありがとうございました!
このブログでは他にも初任者研修のことなど記載していますので是非ご覧ください。
それではまたtwitterでお会いしましょう!
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