こんにちは、まつお(@matsuo_edu)です。
今日は読んで良かった本を紹介していきたいと思います。
- 「非認知能力」の育て方~心の強い幸せな子になる0~10歳の家庭教育~
- 教えない授業――美術館発、「正解のない問い」に挑む力の育て方
- 教育の力 (講談社現代新書)
- 図解でわかる! さる先生の「全部やろうはバカやろう」実践編
- 嫌われる勇気
- 幸せになる勇気
- 学級経営の教科書
- 道徳読み――教科書を使う道徳の新しい授業法
これまでは小学校教諭にオススメの本を紹介してきましたが、このブログに辿り着く方は「教員×資産形成」の属性の方や、先生を目指す人も多数含まれるため、幅広い方を対象にオススメしたい本をチョイスしました。気になったものがあれば是非読んでみてください。
読書は「最高の自己投資」ですからね!
52ヘルツのクジラたち(町田そのこ)
虐待、DV、人間関係の疎外感、愛されない孤独、打ち砕かれる期待…。
重いテーマを扱っているんだね。
人があげる声には、届く声と届かない声(クジラが発する52ヘルツの泣き声のような声)がある。自分を救ってくれた人の発していた52ヘルツの声に気付かなかった主人公。この本は、重く厳しい現実の問題を多数取り扱っていて胸が切り裂かれるのですが、なぜか温かい。
人間の儚さをを見事に表現している。
この本を読んで、僕は届かない声をあげている人が世の中に存在することを知りました。僕の身近で、笑っているようで泣いている。そういう存在に気付ける人になりたいと強く願った。「誰にも届かない君の声を、私が聞くよ。」僕も出会う子ども達にこんな風に言ってあげたいです。
明日から学校があるという時には読まないでください。読み終わった後のあなたの目はきっと腫れていますので(笑)
読み終わった後の爽快感、妙な納得感があった一冊でした。
Amazonでの評価が★4.4という高評価がこの本の素晴らしさを表していますね。僕はこの本を読みながら、泣きました。魂が震えた一冊です。
その指導は、しない 思考停止教育への挑戦
その指導は、しない。twitterで賛否両論の話題で注目を集める機会の多い「めがね旦那」さんの御著書です。学校という統率された場所での思考停止になっている部分を明らかにされます。正直、僕はこの本を全面的に支持するという立場ではありません。めがね旦那さんがしないと仰っている内容で、僕は「今後もその指導はする」という内容もありました。
著者と自分の考えが完全に合致するってことの方が珍しい事だよね。
しかし、この本が世の中に出回るということ自体に価値があると思います。僕のように、改めて物事を問い直し、考えをアップデートできた教員が多数存在すると思うからです。例えば宿題の話題。宿題を出し、学校の活動外に子どもの学力向上を期待するのは教師の怠慢だという論調で語られていました。どう思いましたか?
僕は、この言葉にズコーンと揺さぶられました。確かに、そういう視点で宿題を捉えたことがなかったなと思ったわけです。学校内で完結して力をつけるのが本来あるべき姿だよなと思い直した訳です。このようにアップデートが成されていくことに価値があります。
教師になると、宿題って毎日出すけど惰性で出している場合も多いからね。
レビューの中には「個人の見解を出ない」とか「学校教育全体としての視点が抜けている」という指摘もありました。僕個人としては、そういうことを踏まえても、読む価値のある書籍だと思いました。興味のある方は共に学びましょう!
DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール
FIREムーブメントが盛んですが、この本は新たな視点をもたらしてくれます。表紙をめくるとその裏には「人生で一番大切なのは、思い出をつくることだ。」と書かれています。
これまで読んできた本は、「できるだけ早くFIREするために節約して投資に回して資産を築け」だったのに、何でこの本は思い出なんて抽象的な物を推しているんだ?と正直最初思いました。
なんか変な本だな~と思いながら手に取ったんだよね(笑)
ここからはこの本で書かれている内容を受けて僕が読み取ったことです。
いかがでしょうか。確かにその通りだなと思う所が何個かあったのではないですか?
今までのまつおさんとは結構違う感じの本だね。私は、この著者の考え方に凄く近いな!やりたいことやって息子と思い出作っていきたいな。
僕も資産額が増えていくのを喜ぶばかりで豊かな経験を作ることに重きを置いていなかったことを反省しました。自分自身の価値観に気付くこともできるお勧めの一冊です!
- 「今しかできないこと」に投資する
- 一刻も早く経験に金を使う
- ゼロで死ぬ
- 人生最後の日を意識する
- 子どもには死ぬ「前」に与える
- 年齢にあわせて「金、健康、時間」を最適化する
- やりたいことの「賞味期限」を意識する
- 45~60歳に資産を取り崩し始める
- 大胆にリスクを取る
この本で紹介されているルールも載せておきますね!
FIRE 最強の早期リタイア術
FIREを目指す上の教科書のような本です。FIRE達成のために重要な指標は貯蓄率であること、つまりは「収入の最大化」と「支出の最小化」が経済的自立には必要であることを紹介しています。
また、暴落時にどのような振る舞いをする必要があるのか紹介が面白かったです。それは、「現金クッション」と「利回りシールド」です。それぞれ少し説明を入れますね。
まず、現金クッションですが、暴落時にどうしても現金が必要になります。暴落はどんなに長くても5年ほどなので、生活費5年分を現金として確保しておけば凌げます。生活費250万の方なら1250万円です。これらをインデックス投資の他に確保しておけばFIREしても心配が減るというものです。ただ、インデックス+現金クッションではFIREするのが先送りになってしまう、そういう問題を回避するために提唱されたのが利回りシールドです。ポートフォリオの一部に利回りが期待できる商品を用意し、暴落時はそこからの配当で耐え凌ぐという作戦です。
FIRE達成後の具体的戦術は正直考えていなかったので勉強になりました。
このような、FIREを達成後の精神的な負担をどのように回避していくかの作戦が載せられている書籍は珍しいです。多くの本は「いかにFIREを達成するか」に主眼が置かれていますのでね。まさに帯の通り「経済的自立を達成するための全技術」でありました!
資産形成に興味のある方なら絶対にお勧めできます。
元手50万円を月収50万円に変える不動産投資法
こちらは不動産投資に興味のある方に向けてです。僕も築古戸建て投資に興味があり物件を探している最中です。そこで見つけたのがこちらの本です。
彼がいったい、どのようにしてお金を集め、物件を購入し、月収50万オーバーまで駆け上がったのか、この本を読んでいると彼と同じことが自分にはやれるのだろうか?無理じゃないのか?という気持ちが湧き上がってきました。そういう意味で、行動力が勝負だということを感じざるを得ませんでした。
この本が他の本と違う所は著者の小島さんの人生が赤裸々につづられている点です。どのように底から這いあがって今の資産額まで登ってきたのかが書かれています。正直、読んでいて「そこまでやるのか」と思うぐらいの手法でした。カーローンを組んで買った車を売り払って現金を作って、物件を買って…とあるように、普通ではありません。言葉で言うのはたやすいのですが「圧倒的な行動力」です。
もし、不動産投資に少しでも興味がある方はお勧めできる一冊です。
まとめ:本を読めば新たな価値観と出会える!
今回は2021年秋までに読んだ本の中でお勧めできる5冊を紹介させていただきました。紹介した本をおさらいします。
今回、ご紹介した本たちが、皆さんの新たな価値観に繋がってくれたら嬉しい限りです。最後までご覧いただきありがとうございました!
コメント