こんにちは、最近4時には目が覚めるまつお(@matsuo_edu)です。
今回は教員(公務員)の副業としてブログ運営を考えている方に、我が家がどのように考えてブログ運営をしているか執筆していきます。というのも先日twitterでこのように質問をいただいたからです。twitterはいつも新しい視点をくれますね。
始めまして。同業者でいつも見てます。 気になったのですが、Google ad、アフィリエイトって副業にはカウントされないのでしょうか? ポイ活しかり、公務員の副収入はどの範囲まで可能かもしご存知であれば教えてください。
Twitterより Yumi@baby(5m)溺愛中 @Yumi73499976
私達夫婦の経営しているブログは副業に該当しないのか?という趣旨の投稿でした。
僕もブログを始める前は「公務員 ブログ 副業」などとよく調べていたので気持ちが凄く分かります。
副業・兼業が認められつつある世の中だけど、前に進んでいいのか分からずに困っている方向けに記事をまとめていきますね。Yumiさん、質問ありがとうございました!それではよろしくお願いします。
公務員がブログ運営で稼ぐのは違法ではないか?
このブログを訪れている皆さんは、「労働収入以外の所から収入を得ること」を副業だと考えている方が多いと思います。また、教師を始めとした公務員が副業することは「禁止」されていると誤解されている方もいらっしゃるでしょう。基本的に、副業は制限されているものの禁止はされていません。
公務員の副業にまつわる知識、また私達夫婦がどのように考えて実践をしているのかについて順を追って述べていきますので最後までお付き合いください。
これから副業を始めたいと思っている方にとって有益な記事になってくれ!
収益化のパターンはアドセンスとアフィリエイト
私達が行っているブログ収入には大きく分けて二つの種類があります。
Googleアドセンス、アフィリエイトです。
Googleアドセンスは、ブログで広告がクリックされると利益がもたらされる仕組みで、アフィリエイトは僕のブログから商品購入や契約をしてもらった時に発生する成果報酬です。クリック報酬は単価が低いが報酬発生の可能性は高いです。反対に成果報酬は、発生頻度は低いですが単価が高い傾向にあります。そのため、片方に取り組むのではなく、両方を合わせて運営されている方が多いです。
ブログ収入は法律に違反するか?
皆さんの関心が高いのはブログ執筆による収入だと思います。
これが副業及び兼業に該当するのかどうかということについて法令をもとに説明していきます。結論、ブログ執筆は副業に当たると考えています。収益を出しているわけですから、ブログ運営を続ける事で後ろ指をさされます。こうなると厳しい戦いになることが想定できますね。
でも、まつお先生ってブログ書いてるよね?
そうです。それでも僕はブログを運営している。この矛盾を解説するためにもまずは法令を見ていきましょう!
(営利企業への従事等の制限)
第三十八条
職員は、任命権者の許可を受けなければ、商業、工業又は金融業その他営利を目的とする私企業(以下この項及び次条第一項において「営利企業」という。)を営むことを目的とする会社その他の団体の役員その他人事委員会規則(人事委員会を置かない地方公共団体においては、地方公共団体の規則)で定める地位を兼ね、若しくは自ら営利企業を営み、又は報酬を得ていかなる事業若しくは事務にも従事してはならない。ただし、非常勤職員(短時間勤務の職を占める職員及び第二十二条の二第一項第二号に掲げる職員を除く。)についてはこの限りではない。
2 人事委員会は、人事委員会規則により前項の場合における任命権者の許可の基準を定めることができる。
地方公務員法 第六節 服務
この地方公務員法では、さまざま規定されていますが僕は次のように解釈しました。
この解釈で行けば、ブログを運営してアドセンスやアフィリエイトで収益を生むのは「営利を目的とする私企業を営んでいる」と捉えられてしまいます。つまり、公務員はブログ運営はしていいけど、許可を得ずに収入を生み出してはいけない。
更に教員の場合には教育公務員特例法でも副業について規定されています。
(兼職及び他の事業等の従事)
第17条
教育公務員は、教育に関する他の職を兼ね、又は教育に関する他の事業若しくは事務に従事することが本務の遂行に支障がないと任命権者(地方教育行政の組織及び運営に関する法律第37条第1項に規定する県費負担教職員については、市町村(特別区を含む。以下同じ。)の教育委員会。第23条第2項及び第24条第2項において同じ。)において認める場合には、給与を受け、又は受けないで、その職を兼ね、又はその事業若しくは事務に従事することができる。
教育公務員特例法 第3章 服務
教育公務員特例法を読んだ僕の解釈はこうです。
例えば、ブログ運営でも「国語科教育ブログ」と名付けて実践をまとめていくのであれば何も問題ないってことだね!ただ、それだと収益は発生しないから申請する必要もないってことになる。ポイントは収益が欲しいか欲しくないかってことか。
こう考えると、収益を受け取るなら許可は絶対に必要、収益を受け取らなくてもいいならご自由にどうぞという感じを受けますね。公務員ですから、一般人の受け取る感覚に注意しているのだと思います。何で公務員がお金もらって副業してんねん!って一言が大きなダメージに繋がるのは想像できますよね。
ただ、これらの法令は現在のようにインターネットビジネスなどで収益化ができるようになる前に作られた法律です。時代に法令がマッチしている訳ではないのです。ですから、現状は多くの方がグレーゾーンだと知りつつ危ない橋を渡っている状況です。しかし、我が家はリスクを減らし安全な橋を渡って、収入を増やしていきたいと考えています。
では、僕がどのようにブログ運営をしているか次の章から書いていきます。
我が家のブログは家族経営方式で共有資産にする
前章では、ブログ執筆で収益を発生させることが地方公務員法と教育公務員特例法に違反する可能性が高いことを指摘しました。
社会から弾劾されたら困るもんね
それでも諦めきれない僕は、さまざまな副業ブログを調べました。
すると、実際に多くの方々がブログ収益を得ていることを知りました。公務員の方で、ブログ収入を得ている方の多くが共通点をもっていたのです。それが「ブログの家族経営方式」です。この仕組みを私達も利用させてもらいます。
ブログの家族経営方式とは?どんな所が違うの?
家族経営方式とは家族を事業の主体者になってもらって取り組むブログ運営のあり方です。
我が家は嫁がブログ運営者です。運営の意思決定を行い、記事執筆や構成などをしたりしてくれています。その補佐役として僕(公務員)は、記事執筆という形で無償の労働提供をしています。
ですから、僕は記事を書いてまとめていますが、収益は受け取っていません。嫁の懐に入ります。これのような経営の在り方は何もブログに限らず、現実の社会でビジネスをされている方にとっては極めて一般的な在り方のようです。ただ、家族経営方式で取り組むにも注意すべき点はあるので次の章で説明しますね。
家族経営方式でブログ運営する際に気を付けるべきこと
家族経営方式は名前の通り、家族が経営する方法です。
これは「やっちゃダメ!」というポイントを解説するよ^^
家族の名前を借りてブログを運営する「名義貸し」は絶対にNGです。例えば、登録する時や支払い口座を勝手に嫁の口座にして、他のすべての意思決定、労働力の提供を自分がするような場合。それは、家族経営ではなく、ただの名義貸しと判断されるでしょう。具体的には以下のような点にお気を付けください。
もし同じようにこの家族経営方式をされるのであれば、家族が実際に収入を得てやっていくことになると言うことを説明し、家族が心からOKと言ってもらえる状況を作らなければなりません。
そういった手間の煩雑さを越えられる覚悟があれば家族経営方式は良い選択肢になるでしょうね。
ブログって稼げるの?稼ぐ力はブログより投資の方が高い
ここまでブログで副収入を得る事についてまとめてきました。
多くの皆さんはブログで収益を図ることが目的だと思います。しかし、現実的にブログでそこまで稼げるようになるのか?という疑問があることでしょう。答えは微妙なところです。
実際、ブログ執筆は、大きな金額には正直になりません。それよりも公務員の安定報酬を生かし、株式投資や不動産投資を勉強して実践していく方が収入が上がる可能性は高いです。
例えばカードローンなどの金融系のアフィリエイトをするのであれば儲かるかもしれませんが、初心者はそこまで利益が生まれると言うわけではないと心得てください。僕の証券口座では現在10万円近くの利益が出ていて、毎年10万円以上の配当金をいただいています!
残念だけど、このような爆発力はブログにはありません。ブログは自動販売機のようなもので、小さいお金がちょこちょこと入るようなイメージです。
僕は趣味でブログを書いている側面が非常に強いので良いのですが、単純に収益を目的にブログ執筆を書いていくのであればお勧めはしません。それよりも株式投資及び不動産投資で、資産を確かに形成して教員の生活を楽しんでいかれることが良いのではないでしょうか。
投資などの資産運用は合法でまったく問題なし
投資は自分の資産を使うものですので副業には該当しません。
自分のお金を使ってやる分には問題なし。古くからの慣習である農業や大家業などは一定規模内であればOKです。公務員のお坊さんなどもいますよね。
ただし、規模が大きくなりすぎて教師の収入よりも不動産所得が多くなると公務員としての立場が危うくなるため制限されています。不動産であれば、5棟10室以内、年間家賃収入500万円以内と言われています。僕はいずれここにも手を出そうとしていますが、多くの皆さんにとって難易度の上がる不動産投資は検討外だと思います。
それでもブログ運営の興味が拭えない人は素質がある
そうは言ってもこのブログにたどり着いている皆さんの中には、ブログ執筆で少しの金額でもいいから稼いでいきたいと考ている人が少なくないでしょう。
上でまとめたことを踏まえれば取り組むことができます。そこまでの覚悟がある方はブログ運営でも成功する可能性が高いです。守る点は守って、取り組んでいきましょう。
家族経営のOKが出れば、昨日までのあなたより少し前に進んでいますよ^^
副業申請を出してブログ運営をしている先人に学ぶ
教員や公務員が収入を得るためには家族経営方式が突破口になると思います。
この点から考えると夫も公務員、嫁も公務員と言う立場では副業と言うのは厳しいというのが現状です。ここで考えて欲しいのですが、副業及び兼業は、制限されているものであって禁止されているものではありません。
実際に私のTwitter仲間にぴーす(@pieceofpeacekzh)さんと言う方がいます。その方は所属長である校長に事業の説明を行い、正規の方法で副業を認めてもらっています。グレーゾーンを攻めるのではなく、副業界では珍しい真っ白な存在です(笑)
彼は月に1万円ぐらいを稼いでいるそうです。毎月の教員の収入以外に月10,000円が多くもらえるわけです。
こういう話を聞くとワクワクしませんか?
先人の話はやっぱり有益ですね!是非ご覧ください。
現状厳しい立場の人がブログ運営で収益化するためにすること
現在はブログ運営を止めておくけれども、将来的にはブログで資産を作りたいと考えている人もいるかもしれません。時代の流れを踏まえると、公務員も副業できる世の中になっていくことが想定されます。
その波に乗り遅れたくないと言う方はブログ運営を始めてみることをおすすめします。ブログは確かに、自ら働かなくても収入をもたらしてくれる「資産」になりえます。例えば、数日間執筆していなかったとしても、過去の記事がお金を稼いでくれる存在になっていくようになります。ただそこまでには数多くの試練が待っているのも事実です。
一朝一夕にはいかないもんね…
多くの方が検索エンジンからの結果検索結果をもとにウェブページを訪れるわけですから、記事を書いてその記事がGoogleやYahoo!といった検索エンジンに有益な記事だと判断されなければなりません。
記事の信頼性を高めること(ユーザーに有益な情報を掲載する事)が必要になります。
これをSEO対策と言いますが、立ち上げた当初のブログ(記事数が少ないブログ)はこの信頼性が低い傾向にあります。つまり検索結果で上位表示されず収益になりにくいんです。ですので、いずれ来る副業解禁に備えてブログを作って検索エンジンからの評価を高めておくのは良い計画です。
準備していればロケットスタートが可能ってことですね
そして副業解禁とともにアドセンス・アフィリエイトなどの収益化を開始するというのはどうでしょうか。運営しているだけでは副業規定なんて関係ありませんし、ブログ運営は一朝一夕には芽が出ないと言う事実も踏まえれば、『執筆はしているけど収益化はまだしていない』状態で待ちの期間を過ごし、本腰を入れるべき時が来たときにすぐに収益化できるようにする。
このように稼ぐための仕組みを整えておくと言うのは悪くない選択肢ではないでしょうか。
まとめ~ブログ収入を得るには仕組みの理解が大切~
最後までブログをご覧いただきましてありがとうございました。ブログ運営に関する理解は深まりましたか?リスクもしっかり把握しながら前に進めていくと良い結果が訪れると思いますよ^^
最後までご覧いただきありがとうございました!Twitterでもブログ運営及び投資についての質問相談は常に受け付けておりますので気軽にご相談ください。
また、このブログでは教員による資産形成などについても書いていますので是非ご覧ください。
グッドラック。
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