皆さんこんにちは、まつおです。
今日は、小学生にとってお楽しみイベントの一つ「席替え」! どのように席替えを実施していますか?担任として席替えをどう考えているか、どんな方法で決めているか紹介します!!
初任者の人に少しでも参考になればと思います。
では早速いくよ!
子どもにとって席替えが持つ意味
きっと、皆さんも席替えをするごとに一喜一憂していたのではないですか?
私も子どもの頃を思い出してみると、仲の良い友達や気になるあの子と近くになれたら良いななんて考えていた事を思い出します。子ども達にとって、席替えは新しく誰かと親しくなれるチャンスなんですよね。だからこそ、期待感がある訳です。
好きなあの子と隣になれるかなあ。わくわくドキドキ!
逆に、席替えが苦痛に感じられることもあります。
自分の話で申し訳ないのですが、私は中学生の時に、仲の悪い子がいました。お互いに良く思っていないことは分かっていましたから極力距離を取っていました。
不必要な衝突は回避すればいいだけですからね。
でも、席替えで近くの席になってしまったんです。
せっかく上手いこと距離取ってたのに、席替えで一緒になったら意味ねーじゃん…
マイナスの影響が出るのは嫌ですよね。そうならない対策が必要です。
人間関係の相性は確実にあります。子どもと教師の間にだって相性があるんだから、ましてや子どもと子ども。人間関係をどう扱っていくかの微妙な感覚は担任の慎重な見極めが必要です。
前提をどう捉えていくかで、席替えの方法が変わっていくような気がします。
席替えをする目的はどこにあるか考えてみる
さて、小学校で席替えをする目的は何でしょうか。
学習内容の定着だけを考えるのであれば、 別に席には必要ないですよね!小学校は人間関係の作り方、トラブルの解消の仕方、コミュニケーションの取り方、そういうことも勉強します。だから席替えも、立派な学びの場になります。
年齢等の立場や能力の差がある人と仲良くなってほしい。
そういう思いで席替えをしています。
考えて欲しいのですが、逆に席替えの失敗は何でしょうか。固定化された人間関係を、より強化させてしまう席替えだと思います。仲良しこよしで徒党を組むようになれば最悪ですよね。
その子供たちにとっても、新しく友達を作る機会を席替えで得られないので、既存の人間関係を一旦砕くことも必要なのではないでしょうか。
その役割を担ってあげられるのは僕らだけだね!
全てを運に委ねるくじ引きの功罪
私は子どもの頃に一番好きだった「くじ引き」の方法を取ってきました。運だし、ドキドキわくわくするし、これ以外ないでしょう!と疑わずに実践してきたのですが、ちょっとダメかもと思ってきました。
子ども達にむけてかける言葉はこんな感じ。
どんな席になったとしても、それは運だよ。同じ位置の席になっても、苦手な人と隣になっても、先生が決めたわけでなく運だからね。だから、みんなは決まった班で楽しくするようにしよう!
それは、 教師が独断で決めるのではなく子供達も参加することによってみんなで教室を作っているんだよ、偶然隣になった子とも仲良くできるようにしていこうね…
まさに「置かれた場所で咲きなさい」的な考えを伝えてきました。
これに反発されることはまずありません。子ども達はこうやって言えば、席替えの運という面白さ、自由な感じから「よし!やろう」となるに決まっています。
しかし、ある種これは良くないのかも知れないと考えるようになりました。
運だから諦めろっていうのは、教室を任されている担任として宜しくないのではないか…。それは思考停止の状況なのでは。より人間関係の作り方や世渡りを効果的に学習させる方法はないものか…
そんな気持ちがありました しかし今年。 そうも言っていられない事態に陥っています。
運任せの席替えは爆弾にも成り得る
今年のクラスには、クラスの子ども達に対して時折びっくりするような攻撃性を出してしまう子がいます。自分が敵だとみなした子に、きつくあたってしまうのです。
攻撃する子が隣の席になったら穏やかに過ごせないね💦
被害者意識が強く、何々されたから、あの人が悪いんだよ。このようなネガティブな感情に引きずられて攻撃性を発揮してしまう子です。
その子は残念ながら他人の目から見ていると少なからず。 周りから浮いてしまっています。
でも、程度の差はあっても、こういう子はいますよね
そうそう、今年の子は少しレベルが高いこともあって、このままくじ引きで席替えをし続けると、いつか傷つく子が出てしまうと思ったので手を打ちました!
この子の攻撃性がなくなればいいなと思って指導しても、一朝一夕ではどうしようもない。
対策を考えた私は…
席替えをすることで安心感を作り出す
そこで考えた私は2週間ごとに席替えをすることに決めました。
人間関係が固まって辛い思いを抱え込みすぎる前に席替えをしちゃおう!その方がみんなにとってHAPPYなんじゃないかな
いつまで続くかわからない席で、 その子と接するよりも2週間という限定の終わりが見えている中での人間関係の方がきっとうまくいくのではないかと考えたのです。
教室にはいろんな子がいますからね!みんなにとって安心感が増す方法を考えました。
学級は閉鎖的な空間だからこそ
学級は意外と閉鎖的な空間ですよね!良い事にも悪い事にも…。
同じ仲間と勉強し生活する共同体なので、子ども達の気持ちに寄り添っていくことが教育の原点な気がします!席替えも、子ども達の様子を見ながら、時には方法なども子どもと相談しながら決めていくと良いと思います。
暮らしはみんなで作るものだしね!!
席替えについては他ブログでも先生方が書いていますので検索してみると面白いです。
席替えについては先生デザインラボのあお先生も書いてくれているよ!
私が参考にさせてもらっているあお先生のブログ
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