こんにちは。まつお(@matsuo_edu)です。
コロナウイルスの影響で各地すごいありさまですね。

長期休み以外で、子どもが来ない学校がこんなに寂しいとは思っていなかった…
さて、今日は子どもがいない学校で先生方はどのように過ごしているの?何をしていたの?ということをお伝えします。
学校内部ではこんなことをしていましたレポートです!
この記事の目次
3月の首相会見、臨時休校を受けて
突然の安倍首相の会見で決まった臨時休校でしたね。
6年担任は涙を浮かべ、他の先生方も悲喜こもごもでした。振り返ればこれが、大変な未来の幕開けになりましたね。ここまで長期化するとは…。

では、早速ですがどんなことをしていたか振り返ります!
年度末の業務は普通通りやりました

教師の年度末の仕事に、指導要録の整理がありますね。
国語や算数などの年間の成績を計算して指導要録に「1」「2」「3」という風にハンコを押していきます。これはハンコ必須なので下にリンク貼っときます。他の自治体を見ると、児童要録が電子化されている所も多いのですが、我が自治体は未だに手書きです。

時代遅れで大変やなぁ
所見は結構長い欄を書くのですが、未だに手書き…。
これらが電子化されれば2日あれば全部が終わるはずです。
しかし、こんな無駄な仕事(総理大臣か犯罪者にならない限り誰も見返さないという噂もある指導要録)に1週間くらいの時間をかけます。

おいおい、もっと教育に金をかけよう。未来に投資しようよ…
教育が良い方向に進んでいかないのは時代の流れに適合できていないからです。嘆かわしい…。
年度末には年休を取得して自宅待機

コロナで子どもも来ませんし、年休を数日間取りました。理由があります。
学童保育などの手助けをしてくださいと文科省が出していましたが、うちの自治体は家族が面倒を見てくれる家庭も多いようでコロナで逆に学童保育に人が少なくなりました。

子どもが感染源になる可能性も捨てられないし
喜んで休んだわけではありません!!
手伝いたかったけれど、ソーシャルディスタンスやら、近づくな!離れろ!食事は別で食え!マスク着けろ!で面倒だったので年休(笑)
急な出来事で研修なども入っていなかったので潔く年休を取って休養しました。
4月の臨時休校延長を受けて
新年度の準備、諸帳簿の整理や教室手入れ

新しい年度になると、出席簿・健康観察簿・指導要録などの書類作成がありますので、これらの作業を行ってきました。

教師の4月は本当に忙しいよね。こんなに事務作業に時間を裂ける4月はきっと教師人生で二度と来ないと思う!
コロナウイルスの臨時休校が始まって数日間はこの仕事をしていました。終わってからは、教材やテストを選んだり新教室を手入れしたりしました。
今する!?職員会議、校内研修会の実施
コロナが収束したら新年度が始まるだろうという見込みで職員会議を始めました。
が!
その数日後には延長が決まり、この前の会議は何だったんだ…という絶望感を感じました(笑)入学式の計画は、教務の先生が二度も三度も書き換えをしていて気の毒極まりありません。

先の見えない無限ループ嫌やー!
このあたりから、計画しても日程が変わることが増え、何となく勤務しにいっていました。しっかり考えてもどうせ変更される…こんな諦め感が職員室の中に広がっていました。
「自己研修」という名の読書時間ができた

三密回避が叫ばれる中で、楽しく過ごすことができないので読書にいそしみました。こんな時でもなければ読書をする機会も取れないので良い機会だと思います。
今回は、友達から借りていた苫野一徳先生の「教育の力」を読みました。2014年の本でしたが今に繋がる哲学的な本なので、面白かったですよ。
ここで詳しく語ることはできませんが、公教育で目指すべきこと(目的)が明らかになったので、読んで良かった!!
昼食を各々食べましょうの雰囲気に
職員の中からも

コロナが流行っているのに職員室で普通にご飯を食べているのはまずいんじゃない?
という声が広がり、それぞれの教室で食べることになりました。自分の教室でテレビを見ながら、学校で黙々と弁当を食べるのはむなしいものでした…。
分かっていても願望が浮かびます…。

コロナから早く過ぎ去ってもらって、飲み会!焼肉!でパーッとやりたい!!我慢してる日々はもういやだー!😢
夏休み短縮なのに今休めない悲しい気持ち

私達教員は普段あまり休めない(むしろ勤務超過ばかり)仕事なので、夏休みに年休を取得してリフレッシュするというのが慣習になっています。
ところが、今年度はコロナ休校のため夏休みはないことがほぼ確定しています。
だったらこの休校期間を休みにしよう!!
となりますが、教科書配布や担任発表のための登校など、イレギュラーに日程が組み込まれるので休む訳にはいきません。

まぁ、そうなっちゃうよね~
僕たちの休みはどこにいったんだー!という気持ちを押さえながら職員室で過ごしています。(文科省も教委も、今はどこもかしこも大変なので仕方ありませんが)
オンライン授業ができないかの画策をする

我が自治体ではGIGAスクール構想のタブレット端末がまだ整備されていないので家庭に戻った子ども達と繋がる術がありません。メールやテレビ会議で何とか繋がれないものかと思って考えてみましたが、結果としては方法なし。
家庭に丸投げで学校は何もできない。したいのに、できない。悲しい。
ここでも、教育の情報化にお金を使ってこなかったことの痛みを感じました。オンライン授業なんてレベルの高いことができなくても、オンライン健康観察ができるだけで子ども達の心も、教師の心も一気に晴れるのにな~…。

子ども達の表情見たら間違いなく担任は元気になる!
このコロナ鬱を吹き飛ばすには、子ども達の明るさが必要だと思うのです。本気で言ってます。オンラインで健康観察して表情を見合うことができれば、学校とも繋がって、友達とも繋がって、笑顔が広がるんだけどな~と考えずにはいられません。

しかし、現状は、無理。
まだまだコロナ騒動は収まる様相がありません。しかし、考えてみても
僕たちが学級の子ども達にできることは今のところ全くありません。

現実は厳しい・・・。
普段、子ども達に「こらぁ!」なんてやっているのが、実は凄いありがたいことだったんだよなあと職員室でよく話題になります。

コロナに気を付けながら、やれることをやりましょう。
どうか皆さん、ご自愛ください。
くだらない近況報告を失礼しました。
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